インドで行われた総選挙のために、1週間予定が遅れて始まったSemester Exam.
掲示板に試験スケジュールが張り出されたものの試験の日程が変わるというのは、普通の日本人なら驚くことだと思う
聞いたところによると、最初に張り出されたスケジュールは、学生に【これでいいですか】と問うものらしい。
選挙期間であるので、学生の選挙活動を妨げてはいけないという規則があるようで、学生から申請があれば日程変更もアリなんだそうだ。
試験準備期間の休みが2週間と長くなり、さらには夏休みの開始時期が1週間遅れることとなった
そして昨日から始まった試験。
地方に帰省していた学生、または自分の田舎から試験の時だけ来る博士課程の学生、そして全教員が一斉に大学に集まるので朝の大学はいつになくごった返していた。
試験監督は2度目なのでほぼ要領を得たが、Semester のend exam.はInternal exam.に比べ規則が厳しい
しかし時を経て、これまでそれほど熱心に交流をしたわけではないけど、確実に時が味方をして、office staffや他言語を教える先生方がフレンドリーに、さらには丁寧に説明をしてくれるようになった
試験は1科目3時間にも及ぶ。試験会場となる教室は必ずしも条件が整っていない。クーラー、天井ファンがフル稼働してはいても位置によっては暑くてどうにもならないところがあり、そのようなところに座る学生が不満を漏らすようなことがないことに驚きもする。
時折停電ですべてが止まる。日本人としては、試験中に停電と一瞬ひるむのだが、学生たちは顔色変えず試験を続けている。
そうだ、あたりまえなんだ、そういうことが。そして、割とすぐ電力が再開することもみんな知っているんだ…
教室の前と後ろに、教員が一人ずつ、あるいは複数名監督についていて、修士課程、Diploma混合の試験会場では、知らない先生と一緒に監督することもある。
人種違えども、知らない先生とであっても監督の連携はバッチリ。どちらかが机間巡視を始めれば、死角となるところも生じるので、かならず入れ替わるように動く
さて、Internal exam.でも監督者にチャイが配られて、タイの時と同じだなぁと思ったのものだが、今回はおやつにアツアツのサモサとチャイが配られた
学生が真剣に問題を解いているときに、モサモサとサモサを食べる悠長さがなんともいえない…
試験監督中の教師が労われるというのはタイでも経験した。タイの場合は、キンキンに冷えた教室に、キンキンのシェイクが運ばれてきたりすることもあって、しかも机間巡視するよりも座っていることが多く、ちめたくなっちゃうことがしばしばであった
午後の試験では、チャイを用意する担当の人が会場にやってきて、「チャイ?」と聞いた。持参の飲み物を飲み干し、試験途中でCanteenにコーラを買いに行ったのだったが、それも飲んじゃったあとだったので、もちろんいただきました。試験も残すところあと15分というところだったけど…
日本だったら、ないよね、こういうこと。