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『たわんもん=届かないもの』は『たわん!=届かない!』
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久々に映画館で観た映画の感想o(^▽^)o

ずっと公開されるのを待っていた



『ムード・インディゴ~うたかたの日々』


主演/ロマン・デュリス



なんといってもロマン・デュリス!!!!

フランスの俳優で、好きな俳優の一人ラブラブ


彼の作品で最初に見たのは『ルパン』

そう。言わずと知れたアルセーヌ・ルパンの実写版。

ちなみに彼のルパンは日本人にはすごく馴染みやすいと思う。





たわんもんはたわん!たえばラッキー!
画像はお借りしました。



日本でルパンと言えば、本家とルパンⅢ世(笑)

このデュリスのルパンはどことなくルパンⅢ世の雰囲気があって、ルパンⅢ世のおじいちゃんとして登場しても違和感ないかも(笑)

ちなみに、映画自体もフランス映画にしてはエンターテイメントが押し出されてて分かりやすい。

そこへデュリスの人間臭さがすごく良い感じ。


と、ここまで語っておいて、、、実は、、、ワタシ、、、、






フランス映画苦手





なのである(笑)


今まで何本か観てきたがフランス映画というのはどうもオチが無い?分かりにくい?なんかこう、、、しっくりこない感があって観る度に(-""-;)こんな気分になる方が多い(笑)


しかし、なぜかフランス映画を観てしまうこの不思議(笑)

大体、観てみたいと思うようなタイトルやあらすじが実はフランス映画だったという事が多いというパターン(苦笑)


がしかし、何故かフランス人俳優で好きな俳優が多いというのも事実。



ロマン・デュリス然り


マリオン・コティヤール然り


ギャスパー・ウリエル然り



何故なのかしら???(笑)



さてさて、前置きが長くなったけれど本日のメインイベントクラッカー『ムード・インディゴ』について。

以下、ネタバレもあるかと思いますのでご注意くださいドクロ





たわんもんはたわん!たえばラッキー!
画像はお借りしました。




さて、本作はフランスの有名作家の代表作ボリス・ヴィアン『うたかたの日々(邦題)』が原作。

これまた偶然なのだけど、約10年ほど前に原作を購入して読んでいたのです。

その時の感想




(-""-;)




当時は読んでいる時頭の中がグネグネとなるような感覚で、イマヒトツだった感がある。


が、今回これを映像化したのがミシェル・ゴンドリー(『エターナル・サンシャイン』の監督)だし、ロマン・デュリスなのだから見ない手はない。


まず、ざっとした感想。


冒頭から映像の明るさポップさにあふれていて、ご機嫌な人生が凄く伝わってくる音譜


えてしてご機嫌な人生はカラフルで、音楽にあふれ、良き友人に囲まれ、驚きとひらめきに囲まれているものだと思うのだけど、それが全て詰め込まれていた。


ここで重要なワタシ的鑑賞ポイント


フランス映画は決してツッコミを入れてはならない



え、それはどうなったの?


さっきのは?


いやいやいや、、、それは、、、



はご法度叫び

それをすると、それにばかり気を取られて映画が楽しめなくなる。。。経験上。


ちなみに、本作のヒロインはオドレィ・トトゥ。

余談だが、彼女の事はあまり好きじゃない(。・ε・。)


でも今回はデュリスの相手役としてすんなり納まってた感がある。二人の実年齢が近いからかな?


話はトントンと進んで行くのだけど、二人の恋愛はとってもキュートで夢がある。


しかし、この話の見せ場『肺の中に水連が咲く奇病』がやってくる。


すると、だんだんと家が荒んできて、人から生気が失われていって、幸せな気分など、縁遠い物になり、唐突に現実が押し寄せてくる。


夢から覚めるとはこの事と言わんばかりに人生が暗転していく。


デュリスの憔悴感に胸が締め付けられるような気がしてくる。

そして、前半とは打って変わって喜びではなく怒りが蔓延していく。


そんな流れを映像がすごくよく表していて、前半の明るさは何だったのだろう?と思えてくる。


自分の周りの人とはいろんな関係があると思う。

まず、家族

そして、友人


それから、それ以外。。。


この「それ以外」の人たちは何かのきっかけでとても冷たいというか、無関心になっていく。大事な時に、傍にいてくれる人というのはどれだけ大事か、どれだけ支えてくれるか。


そんなさんざん言われ尽くされてきた事を改めて考えてみたけれど、傍にいるからこそ神経を逆なでしてしまう事もあると思う。

相手が自分の事を思っているからこそのアドバイスや、優しさだと分かっているけれど、自分自身にも状況を受け入れる余裕がない時にその優しさは時に刃にもなる。


そんな時の怒りは、結局後の後悔に繋がるのではないかと思う。

そして、ますます自分自身を追い詰めていくのだとも。。。


デュリスとトトゥはどんどん追い詰められていく。

同時に、何もできない周りも追い詰められていく。


どんな人にも悩みがあるし、解決しなければならない問題があるのだと、それが人生なのだと思えてくる。

やりきれなさが残り、同時にそれでもどうにか生きるか、全てを捨て去るしかないのだろうと感じた。

時に人は不条理な事に巻き込まれてしまうと。。。


ラストに向けては、以前チラっと書いたけど、「オズの魔法使」とはある意味で逆の映像手法というか、最後の灰色の映像が主人公の周りの人たちの絶望をすごく表してると思う。


総合的に見て、デュリスの演技や映像、そして音楽に満足キラキラ


ただ、唯一ちょっと残念ガーンと思ったのが映画のバージョンについて。

今回日本で主に上映されているのは『インターナショナル版』。こちらは『恋人たちの愛の物語にフューチャーしたバージョン』で上映時間95分。


で、『ディレクターズカット版』が131分。


一部の限られた地域(東京・大阪)の限られた映画館で、限られた期間中のみ『ディレクターカット版』を上映するとのこと。

もともと、このアナウンスは後からされていて宣伝には『上映時間131分』となっていた。

それが、ある日突然この事がアナウンス。


今回の映画、主人公以外の周りの人たちもすんごく魅力的だったし、俳優たちもとっても素敵だったから尚の事『ディレクターズカット版』の上映がごく限られていることが残念。


そして、ちょっとむかっと思ったのが、パンフレットに寄稿されている文章が『ディレクターズカット版』を観ての事だったこと。これはフェアじゃない。ってちょっとイラッとした(苦笑)