表面張力
色入れする際は水性塗料を使います。
水性塗料は水で薄めたり、乾く前なら水で洗い流せたりします。
押し出しに使う塗料はそのままだと粘度が高くて伸びが悪いです。
粘度を下げるために水で薄める・・・と、ここで問題が!

液体には表面張力が存在します。
液体が小さくなろうとする性質です。水は液体の中でも表面張力が強いらしいです。
この表面張力が色入れするときに悪さをします。
水自体が小さくなろうとするので、極細な部分に上手く入っていってくれません。
毛細管現象で入っていってくれる事もありますが、なかなか上手くいきません。

有機溶剤やエタノールは表面張力が低く、サッと広がってくれます。
これらで塗料を薄めると、毛細管現象で塗料が細かな部分まで綺麗に行き渡ります。

押し出しアクリルがどこまで有機溶剤などに耐えられるのか、ある程度把握しておかなければいけません。
ごく少量でも耐えれずクラックが発生するなら、気合で原液塗料のまま色入れしていくしかなくなる・・・訳です(´・ω・`)