普通のことを普通に返す(リアクション)すると、普通以下の結果しか出ない。


普通の出来事もしくは、ピンチに対して、それを上回る反応が出来たらイイと思いませんか?


それを僕は「オーバーラップ・リアクション」と名付けました。



例えば、その道のプロと、お客さんの関係で考えるとどうなるのでしょうか?


具体的な例で言うと、


お医者さんと、患者さんの関係で例えると、


患者:「膝に水が溜まって痛いので抜いてください」

医者:「ハイ、抜きました。お大事に」


これは、普通のリアクションで返しています。

あなたは、このおかしな点を見つけられますか?


プロが判断せずに、素人が判断してるんです。


プロなら、なぜ水が溜まるのか、どういう生活をしていて、どういうクセがあって、そうなってしまうのか、を突き止めないとアカンのちゃいますか。


次の例ではどうでしょう?


食料品売り場の店員と、お客さんの関係で例えると、


客:「兄ちゃん、イカはありませんか?」

→店員:「いえ、今日は売り切れました。またお越しください」


こういう答え方はどうでしょう?


店員:「今日はあいにく品切れしてますが、イカを何に使いはるんですか?」

客:「いや、お好み焼きを作ろうと思って・・・」

店員:「それなら、今日はイイ豚肉が入っているんで、お好み焼きに入れたらめちゃ美味しいと思いますよ。」

客:「それじゃ、それを頂きます。」


これも前問と同じで、客が素人判断でイカにこだわって、素人判断に店員が反応して、「品切れ」を伝えてます。


判断はプロがせなアカンはずやのに、してないんです。


プロはたくさんの選択肢を持っているのに、選択肢に乏しいはずの客側が勝手に判断したことに、ストレートに応えてしまっているのが、問題なんです。


次も同じ例えです。


クルマ修理屋の整備工と、そのお客さんという設定で例えると、


客:「ちょっとここにオイルがにじんでるんですが、修理しなくても問題ありませんか?」

整備工:「にじんでいるので、問題がないこともないですが、完全に大丈夫ですよ!という保証もできません。」


これはどこに問題があるのでしょう?


客は素人だからプロに判断を仰いでいるのに、逆にプロはお客さんに判断を仰いでいるんです。


おかしいですね。矛盾してますね。


こういう風にこたえられないでしょうか?


整備工:「にじんでいるので、問題がないわけではないですが、この程度なら私なら、次回の車検までは放っておいてもイイんちゃうかと思います」



次は、ちょっと違うやりとりです。


飲食店の店員と、お客さんという設定で例えると、


店員:「ご飯と、餃子だけ先にお持ちしました。あとで餃子をお持ちしますので、申し訳ございません」

お客:「いいですよ。」


店員は、もっと違った言い方ができないでしょうか?

たとえば、


店員:「今餃子を焼いてる最中なんです。すぐに一番おいしい焼きたてをお持ちしますのでお待ちください」

お客:「ありがとう」


餃子の焼けるまでに待ち時間が発生するという問題に対して、問題のまま反応しています。


ピンチ=ピンチ


それを逆にチャンスに変えられないでしょうか?


ピンチ=チャンス


何に対しても、オーバーラップリアクション法で応えていきたいものです。