こんにちは!蓄膿症(副鼻腔炎)でお悩みの方の為の鍼灸院の橋本由紀子です。
先日「7割の牛がお灸で妊娠成功した」という東京都農総研畜産技術科のことを書きました。
昔から、牛の「乳腺炎」には味噌を塗って「もぐさ」をのせて火をつけて、というお灸を行ってきました。
今回は、お灸が牛の妊娠にも効果があるとされ、「牛の繁殖マニュアル」にもなったということで、牛にも人にも良い方向になりました。
その背景には、牛の繁殖のために、ホルモン剤を使い続けたことで効かなくなり、妊娠しずらくなったことがありました。
でも、そもそも・・・牛をホルモン剤で繁殖させてきたことに問題がありますよね。
ちなみに「ステロイド」とは「ステロイドホルモン」のことです。
「ステロイドホルモン」には、
・牛の繁殖(人間の不妊も)に用いられる「性ホルモン」
・副鼻腔炎や喘息、アトピーなどの治療に用いられる「副腎皮質ホルモン」
・副鼻腔炎や喘息、アトピーなどの治療に用いられる「副腎皮質ホルモン」
が含まれます。
このステロイドの長期使用による弊害は、牛だけではなく人間でもあります。
「鼻づまり、匂いの改善のために、ステロイドを長期に使用してきたら、
効かなくなってきた」
というのは、「好酸球性副鼻腔炎」の患者さんには、あるあるな話です。
先日ご来院されたSさんも、昨年「好酸球性副鼻腔炎」で手術されました。
ご来院時にSさんは、
「手術後、2週間はなんとなく甘い匂いがしたけれど、ステロイドを
服用しなくなったことと、風邪をひいたのを機に、完全に匂いがしなくなった」
とおっしゃっていました。
「ステロイド」が「悪」とは言いません。必要な場面もあります。
ですが、「ステロイド」に頼りっぱなしだと危険です。
ある日、ホルモンの値が悪くなったことで、ステロイドの休薬をお医者さんに言われたらどうしますか?
ちなみにSさんは、今日が3回目の鍼灸治療でしたが、
「手術後のときのような、甘い匂いと刺激を感じるようになった」
と喜ばれていましたよー!
匂いが回復するかどうかは、回復する方もいれば回復しない方もいらっしゃいます。
ステロイドに頼りきるのではなく、少しづつでもご自分の自己治癒力を上げていく方向へ体を導いていったら、この先の人生が変わっていくと思いませんか。
わたしは、そんな方のお手伝いをしたいと思っています。
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