アフリカで結核をお灸で治している「モクサアフリカ」 | ハチドリ鍼灸院(赤坂/中野)

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いつも鼻づまりがあると、つらいですよね。
蓄膿症(副鼻腔炎)に伴う、鼻づまり、鼻水、頭痛、首の痛みを、耳鼻科以外で改善する方法がありますよ。
「抗生物質を飲むことがなくなった。」
「手術をしないですんだ。」
そういったお声を沢山いただいています。

● アフリカで結核をお灸で治している「モクサアフリカ」 

こんにちは!蓄膿症(副鼻腔炎)でお悩みの方の為の鍼灸院の橋本由紀子です。

昨日は施術を中抜けして、「モクサアフリカ」のお話を聞きに銀座せんねん灸ショールームへ行ってきました。


「モクサアフリカ」とは



「モクサアフリカ(Moxafrica) 」は、2008年にイギリスで設立されたチャリティ団体です。

アフリカで結核の患者さんに対して看護師の指導の元、患者さん自身で「セルフお灸」をしてもらい、治癒する可能性を研究するために活動しています。

この日は、理事のマーリン・ヤング先生、唯一の日本人の伊田屋幸子先生、活動をサポートしてくださっているマーリン先生の奥様が来日されました。


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わたしが16年前鍼灸師を志したきっかけ



わたしは、16年前、発展途上国で医療が行き届かずに亡くなっている現状を知りました。

「薬は高いけれど、鍼なら材料費がかからずに治すことができるはず」

と思い、それまで勤めていたジュエリー販売の仕事を退職して、鍼灸学校に入学しました。

入学してから、国や州によっては日本の鍼灸師の免許では施術をできず、あらたに免許を取る必要があることを知りました。

さらにわたしは、海外に行くと体調を崩すということもあり、海外での活動は断念しました。

それが、かつてのわたしと同じような思いを持った方が、しかもセルフお灸で活動していると知り、衝撃と感動で興奮しました。

「ぜひ話を聞きたい、会いにいきたい」と思い膨らませて参加してきました。



結核は、人類を滅ぼすほどの感染症で、世界中で蔓延しています



結核は、人類を滅ぼすほどの感染症で、世界中で蔓延しています。

世界人口の3人に一人が不顕性感染(結核にかかっているけど発症していない)にかかっています。


1日に25万人が不顕性感染
⬇︎
その約10%の3万人が発症
⬇︎
1日に5000人が死亡



をしています。これ、1日にです。

さらに、HIV/AIDSにもかかっている患者さんは、100%発症しています。

日本でも私たちが知らないだけで、現在もあります。本当に知らないだけです。


抗生剤が効きにくい「薬剤耐性結核」が増えている現状



怖いのは、治療のために抗生剤を使うことで、耐性菌が生まれ、抗生剤が効きにくい「薬剤耐性結核」が増えていることです。

抗生剤を使えば必ず耐性菌が生まれます。

しかも抗生剤も、栄養状態が悪い(免疫力が低い)と効かないということもわかったそうです。



「モクサアフリカ」は結核の治癒にお灸に注目



「モクサアフリカ」の理事、マーリン・ヤング先生は、かつて日本で大流行したときに、お灸博士と言われた医師の原志面太郎(はら しめたろう)先生が「お灸で結核を治す」研究をしていたことを突き止めました。





ですが、マーリン先生が病院へ話しに行っても

「お灸は素晴らしい効果を期待できるものであるのに、信用してくれる医師はいなかった」

そうです。

そこで、病院で「明日死ぬであろう」と言われていた寝たきりの結核患者さんへ、日本式のお灸「直接灸」をさせてもらったそうです。

そうしたら、寝たきりだった患者さんが、自宅へ歩いて帰れるまでに回復したそうです。
(その方は、その後亡くなられたそうですが、自宅に帰れるまでに回復って、スゴイことです)


実際のセルフお灸は簡単



かつて日本で結核が大流行したときに、原先生が提唱・実践していたもの、そして誰でも簡単にできるということから、

・ツボは両下腿の「足三里(あしさんり)」
・直接灸(米粒大)を7壮


を患者さんに、毎日続けてもらったそうです。


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ウガンダのマケレレ大学で医学的な根拠を証明



2011年からは、マケレレ大学(ウガンダ)でRCT(ランダム比較試験)を実施し、今年2016年その研究成果が発表されました。


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分析の結果、お灸をしたグループには、

・喀痰検査
・血清学的検査
・免疫学的検査
・レントゲン検査


において改善が見られていました。


お灸治療にはメリットしかありません



お灸には、

・格安(薬剤は治癒まで10万円〜2000万円→お灸は3000円)
・診断が不要
・どの時点(発症してから、進行してから)でもできる
・副作用がなくて安全
・薬剤耐性を悪化させない
・エイズウィルス感染者にも応用可能


と、やらない理由がありません。




お灸は、ヨモギの葉を乾燥させて自分で作ることもできます。


「モクサアフリカ」の活動にご賛同いただけたら



結核の現状と、お灸の可能性をぜひ知ってください。

こちらでは協賛金も受け付けています。

日本事務局のfacebookページもあります。


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副鼻腔炎の患者さんも、抗生剤を使い続けています



副鼻腔炎の患者さんも、抗生剤を使い続けています。

今回のことからも、副鼻腔炎に抗生剤を使い続け、耐性菌が生まれ、さらに治りにくくなっている悪循環があるものと思いました。

副鼻腔炎にも、お灸で免疫力をあげて治癒に導く効果があるとは、医学的研究の段階では言えません。

橋本は、副鼻腔炎にもお灸を使うことで、薬を使い続けることなく治せると実際の患者さんで効果をあげて、誰もができる手段として広めていきたいです。








赤坂、赤坂見附、溜池山王、虎ノ門、霞ヶ関、青山、六本木、銀座、渋谷、大手町、新宿、恵比寿、港区、千代田区、目黒区、世田谷区、中野区、そのほか東京・千葉・埼玉、神奈川などからご来院いただいています。

副鼻腔炎、鼻づまり、鼻炎、後鼻漏、喉の痛み、好酸球性副鼻腔炎、妊娠性鼻炎、花粉症、いびき、耳が痛い、口呼吸、中耳炎、匂いがわからない、喘息、鼻水、眼瞼下垂、声が出ない、頭痛、などご相談ください。