そもそも論やけど、

人が治療院に求めていることは

 

「一日も早く治して欲しい」

 

以外、何もない。

 

ゆえに、ミスマッチもそこで起こっている。

 

 

治療院でよく見るのが、

 

「巻き肩」とか「姿勢」とかの写真。

 

ビフォーアフターがよく分かる

写真が飾られている。

 

あれはなんで飾られているのか?というと、

 

 

「一目で見てわかるから」ですよ。

 

別に、●●●●という病気が、

姿勢を改善することで治るわけじゃない。

 

ハッキリ言って、単なる「こじつけ」

 

 

でも、その「こじつけ」が必要なんだ。

 

なんでかっていうと、

患者さんは、自分の病気を

ちょっと治療受ければ

ちゃちゃっと治るもんだと

勘違いした状態で

治療院に来るから。

 

(逆に、簡単に治らないほど

重い疾患であることを

喜ぶタイプもいる)

 

 

これを、ルート治療の白川先生は

「病の距離感」と表現した。

 

 

そう。

患者さんは素人で、

病気は辛くて、

一日も早く治りたいと思っている。

 

早く治りたいという願望と

現実の区別がついてない。

 

だから、写真でみせる。

 

「あなたは、こんなに悪いんですよ」

 

そして、「一回の施術で、こんなに姿勢がよくなったでしょ?」

つまり、「うちの治療は効くでしょ?」

 

と言っている。

 

姿勢と病気の重さには、

何の関係もない。

そもそも病気の原因は姿勢ではないことが多い。

 

でも、そういう風に

分かりやすく示さないと、

病気との距離感を、患者さんは

掴めないから、

 

写真に写る姿勢というものと

病気をこじつけて、説明するのだ。

 

 

それに、姿勢は、患者さんも

簡単に治ったことがないだろうから、

「簡単に治らない」ということも

納得させやすい。

 

 

ルート治療では、コリが

万病の原因と説明する。

 

鍼灸師はもちろん、コリは分かるが

それは指先、鍼先に感じる感覚としてだ。

 

だが、コリは写真に写らない。

 

だから、コリの姿を

大量に身体に刺さった鍼という形で

 

「こんなに大きなコリがありますよ」

 

と患者さんに、写真を見せて伝えるのだ。

 

 

治療家と患者のミスマッチ。

 

それは、病との距離感。

 

簡単に治るはずもない疾患を

「なんで一回で治らないの?」

「いつ治るの?」

と聞いてくる患者さんとの格闘。

 

逆に言えば、病気は重く

簡単には治らないということを

納得してもらえさえすれば、

治療院側の勝ちということになる。

 

問題は、

治療院の腕がヘボくて

治らない場合と本当に病が重い場合と、

素人目線では、見分けられないことだ。

 

その上、人格の良し悪しと

腕の良し悪しは

関係ない

ってことが、

さらにややこしい。

 

 

信頼できる人格と、

詐欺師的性格と、

 

確かな腕と

ヘボと。

 

 

治療家の腕を見分ける努力は

余り実を結ばないかもしれません。

 

それより、

自分の病状の重さ、

身体の状態を

ただしく把握できる能力を

身につけることを

おすすめします。

 

自分の身体の、管理能力、ですね。

 

 

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