慢性痛は、なぜ自然治癒しないか?

その理由が、パッチワークにあります。

 

鍼治療をしていると、

教科書には書かれていない、

「変なもの」を

見つけることがよくあります。 

 

私が「和紙」とか「悪いラップ」

と呼ぶもの。 

 

同じものを

骨格ケレン療法の小橋先生は、

「水はけの悪い膜」

と呼んでいました。

 

おそらく老廃物です。 

 

悪いラップを剥がしながら、

 

これは歯医者が言う

「バイオフィルム」

に近いかもしれないと思いました。 

 

「バイオフィルムとは

微生物の集合体のことです。

数種の細菌が

コミュニティーを作って

増殖した膜状のもので、

細菌が外的要因

(薬剤、体内の免疫反応、

口腔内の環境変化など)

から身を守るために作ります。

 

台所や風呂場の

排水口や川底の石に

ヌルヌルとした膜が

できることもありますが、

あれがバイオフィルムです」

(ライオンのHPより) 

 

 

もちろん、

バイオフィルムであるはず

ありません。 

 

おそらく、栄養の問題で

素材不足になった身体が、

ありあわせの材料で

作った組織の一種

なのでしょう。 

 

ズボンのひざに当てる

パッチ(今時そんな人はいないけど)

のように、

ふすまにあいた穴に

桜の花の形の切り紙をあてるように、

 

 

身体は、頭のてっぺんから、

つま先までが戦場です。

 

物資不足や、

外敵(細菌やウイルス)

・内側の敵(寄生虫、腫瘍など)と

常に命がけの戦いが

繰りひろげられています。

 

前線は、重要です。

 

例えば、あなたの身体が

ガンに侵されていたとしても、

手にできた傷が、

ふさがらないまま、

放置されるってことは

ないでしょう? 

 

生物の身体は、

内側にできた病気より、

外向きに開いた傷の方を

「優先」で治します。 

 

身体の内と外を区分けする、

皮膚は最大の

防御線だからです。

 

内側に敵が入り込んだ場合に備え、

体の中にも、防御線がいくつもあります。

 

繰り返し危機にさらされ続ける

防御線もあります。

胃酸に侵され続ける胃壁とかね。

 

内側も外側も、

危険な状態に陥ってる

前線はたくさんあって、

小さな穴があくたびに、

パッチをあて、

パッチをあてして、

身体は、

パッチワークキルト

みたいになっています。

 

40過ぎれば、全身パッチワーク。 

 

質の悪いパッチワークは、

水はけ悪く、

血行を阻害し、

色んな不調を起こします。

 

私が、患者さんの身体に

見つける、和紙のようなものや

悪いラップのようなもの、

それは、身体が

物資不足の中、

ありあわせの材料で当てた

パッチなのです。

 

そのパッチが機能不全を

起こし、そのために

痛み・シビレといった

症状が起きているならば、

 

一旦パッチを壊し

作り直すしかないのです。

 

なぜなら、ボロいパッチとはいえ、

身体の組織の一部ではあるので、

白血球は「異物」と認識しないし、

自然治癒で治りはしないからです。

 

 

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