当院で行っているルート治療が、

現在のような形になるまで、

いくつかの段階がありました。 

 

その進化の段階で、

鍼は次第に太くなっていきました。 

 

最初は、もっと細かったのです。 

 

鍼は太いほうが良いのでしょうか?

細いほうが良いのでしょうか?

 

 

 ルート治療の鍼が、

次第に太くなった

ということを考えると、

太いほうが良いように思えます。 

 

コリにはいろいろな形があり、

そのうち一つは、

「筋膜の癒着」です。 

 

たとえば、とろけるスライスチーズ。 

 

あれを重ねておいといたら、

とけてくっついてしまった。 

 

なんとか隙間をこじあけて、

一枚一枚に分離したい。 

 

こういう場合、

こじ開ける道具が太い箸と、

細い箸なら、

細い箸のほうが、

隙間に入れやすいと思いませんか? 

 

そういう場合は、細い鍼が有効です。 

 

鍼の太い細いは、

目的のコリのサイズに応じて

使い分けできるのだ、

ということです。



仏像彫刻で考えてみましょう。 

 

最初は、大きな「ノミ」と

「ハンマー」で粗削りしますよね。

 

おおまかに仏様の全体像を削り出す。 

 

そして、仏様の顔の部分や、

着物のひだの部分にたどり着くと、

ハンマーではなく、

彫刻刀のようなものを使います。 

 

 

コリも、大きいコリと、

小さなコリがあります。 

 

最初は大きなコリ、

目立つコリを先に

砕いてしまうのが良い。

 

だから、ルート治療に使う鍼は

太い鍼になっていきました。 

 

どこまでコリを砕いても

健康上問題ないか?

患者さんに苦痛少なく、

コリを砕けるか。

 

追求していった結果、

技術も向上し、現在の太さに至ったわけです。

 

鍼灸師ならば誰もができる技

ではありません。

 

絶妙な加減があるのです。

 

太い鍼を痛みすくなく刺す

技術も向上しました。

 

鍼の太い、細いは、

用途や目的によって、

変えることができるものです。 

 

最大限コリを

砕く絶妙な「加減」は、

太い鍼を大量に使えば、

誰でもマネできる

というものではなく、

ルート治療の到達点なのです。 

 

大事なのは、

一回で「最大限」コリを砕く

という「目的」です。

 

 他の鍼灸は、

「痛くない」ことを

目的にしました。

 

でも、痛くないことは

手段で、目的ではない。 

 

ルート治療は、目的をはっきりさせたのです。

 

 

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大阪市中央区玉造の鍼灸院

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