人間には四つの部屋があり、
その四つをすべて、
皆さん、IQ、EQはご存じでしょう。
IQとは、20世紀初頭に
フランスの心理学者アルフレッド・ビネーが考案したもので、
生活年齢÷精神年齢×100という数式で割り出されます。
実際には、様々な問題を制限時間以内に解いていき、生活年齢と精神年齢(知能)の年齢比を測定します。
当然、幼い子供が高い知能を表せば、IQは高くなります。3歳の子が中学校で習う計算問題を解ければ数値は高く出ます。
最近は、知能の遅れを判断するために使われることが多いようです。
EQは、「こころの知能指数」という副題の本でベストセラーになりました。
1980年代にアメリカの心理学者、ピーター・サロベイ、ジョン・メイヤーらが提唱した、「人間性」「情動」に関する知能指数…情動指数です。
EQは、5つの能力に分解されます。
・自己認知力
・自己統制力
・動機付け
・共感能力
・社会的スキル
自己認知力とは、自分の本当の気持ちを大切にし、自分が納得できる決断をくだせる能力。
自己統制力とは、衝動を抑え、ストレスのもととなる感情をコントロールする能力。
動機付けは、目標に向かって、前向きに考え、努力を続ける能力。
共感能力とは、他人の気持ちを敏感に感じ取り、共感する能力。
社会的スキルとは、集団の中で、他の人と協調・協力できる能力です。
さらに、二つ、PQとSQというものがあるという人もいます。
PQというのは、フィジカル…つまり、自分の身体と付き合う能力。健康を維持したり、自分の思い通りに身体を動かす能力。
人間も動物ですから、身体を使って、様々なことを実現します。
文明が発展したことで忘れられがちですが、体の状態が思考や活動の「ボトルネック」となるのは、今も昔も変わりません。
体に障害がなくとも、体調不良は人間性や知能にも大きな影響力を及ぼします。
私が鍼灸師として、皆さんに最もお伝えするのは、このPQに関わる話です。
最期にSQ。
これは、スピリット…魂の状態です。
私が最近よく観ているテレビドラマに『ブラッシュアップライフ』というのがあります。
事故で死んだ女性が、生まれ変わって自分の人生をやり直すことになる物語ですが、この物語では「徳」というものが、キーになります。
次、人間に生まれ変わるには、徳を積まねばならないことを知ったヒロインが、徳を積むために、ああでもない、こうでもないと試行錯誤していきます。
私はそのドラマを観て、「徳」というものを久しく忘れていたなと思い起こしました。
次の人生のことなど、あまり考えることもなく、日々を過ごしていますが、日本の伝統的な仏教では、来世のために徳積むというのは、深く染みついた概念です。
私も人生折り返し地点…多少は徳というものについても、考えてみようかなぁと思った次第です。
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大阪市中央区玉造の鍼灸院
はりきゅう和-nagomi-
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