「少年がハンマーで、

何度も自分の指を叩いていた。

その様子を目撃した人が、

不思議に思い、

 

”どうしてそんな痛いことをしてるの?”

とたずねた。

すると、少年は、こう答えた。

 

 

”叩くのをやめたときに、気分が良くなるからさ”

(『うまくいっている人の考え方』ジェリー・ミンチントン著)

 

 

 

どれくらい

気分の沈む人生を

送っていたら、

こんなトチ狂った楽しみに

耽るようになるのか、

いぶかしく感じるところですが、

案外こういう人は多いです。

 

クソどうでもいい

赤の他人のバッドニュース

人の噂について、

精力的に話す

良い年した大人…

 

芸能ニュースをテレビで流すの、

いい加減に止めた方がいいと

思いますよね。

 

バッドニュースの本人より

他人のことに眉を顰める

人の方がよっぽど恥ずかしい。

 

 

 

おそらく、他人の噂するほど

人生がヒマなんでしょうね。

 

何でヒマなのか。

 

人生にライフワークがないから。

空っぽな人生を送っているからです。

 

 

 

 

 

 

 

昔、15年ほど前、うつ病で

休職していた時、

ヒマでヒマで仕方がなかった私は、

The Simsというゲームに

ハマっていました。.

 

心底、面白くないゲームなんです。

 

80代になってから、

人生ゲームをやって

1位になったと、はしゃぐくらい、

面白くないゲーム。

 

 

 

The Simsは、

シムと呼ばれる、

キャラクターを育てる

シミュレーションゲーム

なのですが、

それぞれのシムに、

「願望」という形で、

先天的な個性があります。

 

その「願望」は、

ザっとこんな感じ。

 

遊び願望

友情願望

恋愛願望

出世願望

学習願望

お金への願望

家族願望

 

こんな感じ。

 

恋愛願望のシムは、

 

●●に電話をかける

        ↓

1回デートをすること

        ↓

●●を誘惑すること

        ↓

恋人を作ること

        ↓

5回デートをすること

        ↓

        ↓

 10人と「はじめての」デートをすること。

        ↓

        ↓

 

 

という具合に

一つの願望を叶えるたびに、

より達成が難しい

新たな願望を

持つようになります。

 

逆に、シムには、

やりたくないこともあって、

家族願望タイプなのに

赤ちゃんが欲しいのに、

おむつを替えるのだけは

嫌だというような

面倒くさいキャラもいます。

 

その場合は、乳母を雇うなど

対策が必要です。

 

 

 

私が育てていたシムは、

「遊びが好き」という

個性をもったシムでした。

 

でも、私自身が

そういう環境で育ったからか、

私は、彼を「なんとなく」

大学に進学させました。

 

それが、失敗の始まりでした。

 

 

 

シム世界の大学は、

なかなか過酷で、

課題、バイト、授業、

社交とタスクが多いのです。

 

私は張り切って彼を

「出世街道」に導こうと、

現れるタスクを次々に

こなしていきました。

 

その結果。

 

手近なところで

ストレスを解消しようと、

ソファでトランポリン。

 

ソファでトランポリンは、

子どもの、遊び好きシムが

やることなので、

当然、ソファは壊れます。

 

そもそも二十歳の青年が、

そんな遊びで

満足など得られるはずもなく、

発狂。

 

ソファから飛び降りて、地団駄。

 

課題に手をつけたかと思うと、

ソファでトランポリン。

 

デートの途中で

大学の寮に帰って

トランポリン。

 

 

心配になった私が、

彼の欲しがっていた

高級ゲームを渡しても、

すぐ投げ出し、

ソファでトランポリン。

 

クラブに遊びに行っても、

クラブのソファでトランポリン。

 

 

 

私は彼をコントロールしようと

することを諦め、

ソファでトランポリンしては、

急に発狂して

地団駄踏む繰り返しが治まるのを、

ただ待つしかありませんでした。

 

シムも、例の少年のように

個性からかけ離れたことを

無理にしていると、

自傷行為でしか

癒されなくなることがあるらしい。

 

 

 

健康になると、

その瞬間、突然、

悪運が離れ、

光が差し込んだように

感じます。

 

頭痛の人が、

生まれて初めて

痛み止めを飲んだら、

「ハレルヤ!」状態に

なるみたいなもん。

 

それって当たり前。

 

ハンマーで指を叩くのをやめたら、

気分がよくなるように。

 

 

 

健康になれば、その瞬間

最高に気分がいいなんてこと

先ほどの少年に教えてもらわなくても

わかってることです。

 

問題は、その前にわざわざ

指をハンマーで叩いていること。

 

世の中には、わざとか?ってくらい

体調不良を放置している人がいます。

 

傍から見れば、全然体調

良くなってないのに、

変な健康法にハマってる人とか。

 

あなたも、そう言う人

見たことあるんじゃありませんか?

 

 

 

まったくもって、度し難い。

 

でも、本人には、

自分が手をハンマーで

叩いていることが、

見えないらしいんですよね…。

 

さっきの少年の方が、

自覚をもって叩いてるだけ

マトモなのかも。

 

いや、やっぱ変か…。

 

 

自分イジメ、楽しい?

 

 

今日が残りの人生で、

一番若い日なんですよ。

 

体調不良は、

ただ、鍼灸院の扉を開けて、

中に入れば

解決への道筋を

つけてもらえること。

 

変な我流健康法で、

客観的に見て、

元気になってないなら

それは捨て去った方がいいです。

 

 

人生がもったいない。

 

 

私がこれまで見た、

傍目に健康になっている

ように見えなかった健康法を

してる人のうち、二人は

●●●●〇〇というのを

やってました。

 

差しさわりがあるので、

伏字にしますが、

かたくなな印象で、

 

私も、気軽に

「それ、効果なさそうに見えるよ」

と、言えませんでした。

 

 

かたくななタイプの

損なところは、

そのかたくなさを

怖がられて、人が

とめてくれないことです。

 

外目からしか、

自分のことが分からないこと

多いんですけどね。

 

 

 

ちなみに、私は先ほど

父から、「あんた太ったよ」と

言われました。

 

反省して、ダイエットします。

 

 

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