鍼灸治療をしていると、

鍼の痕が異様に赤くなる人がいます。

 

アルコールアレルギーの人もいますが、

そうではなく、亜鉛などの

ミネラル不足が慢性化して

アレルギーを起こしている人も。

 

「亜鉛不足かもしれませんよ」と

伝えると、

「昔からこういう体質なんです」と

おっしゃるのですが、

たぶん、そうではないと思います。

 

ある時点から

体質が変わってしまっているのです。

 

 

患者さんに

亜鉛不足や砂糖過多を

指摘しても、

自分が生まれ育った

実家の食生活や

自分が日々、家族にふるまっている

料理に、問題があるんじゃないか?

と考える人はいません。

 

家族と言っても、遺伝子は別々。

他の家族は無事でも、

その人だけが、亜鉛不足を

起こしている可能性はありえるのですが、

それを説明しても

受け入れがたいようです。

 

その患者さんが、ただ亜鉛の

サプリを摂れば済むだけの話なのですが。

 

人を含む動物が、

本来持っていた

生命力を失うのは

なぜでしょうか?

 

小学生の頃は、

一晩寝れば

風邪でも怪我でも

翌日ピンピンしていたのに

大人になると

風邪一つが

数日治らなくなるのは?

 

自然治癒力はなぜ

なくなっていくのでしょうか?

 

老化だから?

なら、老化ってなに?

 

 

これまで、薬を飲んだことが

なかった人が薬を飲むと、

 

現代的な生活を送っている

私たちが薬を飲むのとは

レベチなほど効くといいます。

 

死んでしまいそうな病状でも、

痛み止め一つで

劇的な回復を見せるとか。

 

野生に暮らしている動物が

ペットになると、

次第に回復力を失う

飼い主に似てくるというか、

人間のように虚弱だ

という話も聞きます。

 

その原因は何なのでしょうか?

 

一つに、

「習慣が私たちを弱くしているから」

 

アスリートのトレーニングのように

その人を強くする習慣もあれば

弱くする習慣もあるのです。

 

私は、「顔が歪まないように」

という理由で、右利きなのに

左手を鍛えて、両方の手で

交互にお箸を使う人を知っています。

 

色々な習慣がありますが

とくに、私たちを

弱くするのは、食習慣です。

 

 

 

私たちが、当然のものとして

受け入れいてるものの中には、

私たちを思考停止させ、

病気にさせているものもあります。

 

当院の患者さんに

こういう体験をしている方がいます。

 

子どもさんは、体力がなく、

栄養ドリンクやジュースが大好きだそうです。

 

身体が細く、体力がなさすぎて、

食事をすることさえ疲れて

途中でやめてしまうそうです。

 

当然、小学校から帰ってくると、

疲れてグッタリしています。

 

先天的な持病ではなく、

原因は、食生活です。

 

この患者さんは、アトピーで

当院にご来院されたのですが、

アトピーにも背景があります。

 

 

 

当院、アトピーの患者さんには

かならず、「調味料を変えてほしい」

というお願いを最初にします。

 

塩⇒天然塩

砂糖⇒極力減らす。

みりん⇒本物のみりんに。「みりん風調味料」NG

麺つゆ系、NG

 

塩、

塩こうじ(自分で作るなら)

醤油(本物のもの)

味噌(本物のもの)

みりん

 

調味料は、あまり

種類を使わず

基本的なものだけにしてほしい。

 

そういうお話をするのですが、

この話のときに、

 

「家に調味料無いんです。

食材についてくる

調味料を使うから」

 

確かにコンビニのサラダには

ドレッシングがついているし、

焼くためのお肉に、

ソースがついてることも

ありますね。

 

市販されているものは、

ちゃんと健康への影響が

検証されていると

思いますか?

 

毎年無数の新商品が出るのに、

食材のかなりの部分を

輸入に頼っているのに、

全部検証なんて

できるはずがありません。

 

実際は、メーカーの良心に

ゆだねている部分が大きいと

思います。

 

なにせ、食べ物は

基本「どく」ではありません。

 

食品添加物の影響が出るとしても、

今日明日じゃなく、5年、10年

先の話です。

 

しかも、メーカーも

無数にあります。

裁判になったって、

 

「自社じゃない。

他の会社のせいだ」

または

「組み合わせて毒になっただけで

単体では毒性はない」

 

とか、幾らでも言えるのです。

 

市販されている食べ物を

何の疑いもなく

受け入れていませんか?

 

それはちょっと

おめでたすぎるかもしれませんよ。

 

 

 

習慣になってしまっているものは、

一気にではなく、

少しずつ、でも確実に

あなたの身体を変えていっています。

 

身体という器が

変性してしまったとして、

脳だけ健康で

いられるものでしょうか?

 

 

自然治癒力が、生まれた時と

比較して、どれくらい低下しているか。

 

調べたことはないはずです。

 

でも、あなたが、

「私はこういう体質だから」と

言っていることは、

体質なんかじゃなく、

 

あなたの習慣が

作り上げたものが大半です。

 

 

病気になる食習慣を変えることはできます。

 

決して法外にお金がかかることでもありません。

 

それに、病気になってから

変えるより、

 

病気になる前に、

日々の食生活を変える方が、

 

よっぽどエコノミーだと思いませんか?

 

それこど、SDGsだし、

QOL的にも良さそうだと思いませんか?

 

 

ストレスにまみれすぎる

生活は、余裕だけでなく

思考力を奪います。

 

収入を減らし、

生活水準を落としてでも、

丁寧な生活を選ぶ

若い人が増えているそうです。

 

車を持たず、

持ち家ではなく賃貸にして、

丁寧に、丁寧に

自分の身体を大切にして生きる人生

 

私は素敵だと思います。

 

 

 

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