今年、当院に通い始めた患者さんで、

アトピーの初期の方がいます。

※ 写真の画像はモデルさんで、

ご本人のものではありませんが、

この写真の肌に近い状態でした。



かゆいので、

あちこちかいていて、

この写真のように

カサブタが散らばっていました。


子どもの頃も

アトピーがあったそうですが、

最近になって急に

悪化しはじめたそうです。

鍼灸だけでなく、栄養療法も、

かなり頑張ってくださいまして、

ようやく今月に入ったくらいで、

肌の状態は良くなりました。



この方が、アトピーになった

原因が、栄養でした。

主婦の方でしたので、

最初の頃に、

「調味料を、良いものに

変えてください」

という話をしたのです。

 

つまり、お塩を「ぬちまーす」

とかにするとか、

お味噌とかお酢とかの

ことです。

 

 

 

ところが

「うち、調味料ないんです」

と言われたので、

 

私は、家に調味料がない

という意味が分からず、

口ごもっていたら、

続けて、

 

「料理についてくる

調味料を使うから」

 

つまり、焼きそばについてくる

粉末のソースや、

サラダについてくる

ドレッシングなどが

あるから、調味料は

必要ではないという

ことでした。

 

 


鍼灸は大変効果が

あるものですが、

栄養が悪いと、

十分効果を発揮できません。

もし、これまでと同じ

栄養を摂り続けていたら、

この方も、一年足らずで

アトピーが治ることは

なかったと思います。

 

 


一つ。

アトピーの患者さんを

診させていただいて、

感じることは、

 

「しんどい」

 

という

訴えがとても多い

ということです。



肌が痒いというのは、

あるとしても、

あんまりおっしゃいません。

 

その代わり

「しんどい」という

言葉をよくおっしゃっている。

私は、

アトピーの真の問題‥‥

本質って、

そのしんどさなんじゃ

ないかと思います。

 

 


すごく極端な

たとえ話で恐縮なんですが、

毒が身体に回ってる

しんどさに近いんじゃないか?

という気がするのです。

 

私、自分が

毒を飲んだことがないので、

想像して言っているのですが、

 

そういう毒の苦しみに

近いんじゃないか?

という気がします。

 

だから、鍼治療で毒が薄くなると、

すごく楽になる。


この患者さん、

ご自身だけでなく、

実は、お子さんも

小学生なのですが、

身体がしんどいんだそうです。

 

 

小学生なのに、

栄養ドリンクが好き。

 

ご飯を食べていても、

食べながら疲れて、

途中で食べるのを

やめてしまうので、

心配なのです。

 

 

そういうこともあって、

その方は、一生懸命

プロテインやサプリを

頑張ってくれました。

 

 

 

※ ナイアシンは

フラッシュという

副作用があるので、

大変だったりもしたのですが、

続けてくれています。


現在は、

肌はだいぶ治って

きているのですが、

「しんどさ」は

まだまだあるので、

油断できません。
 

プロテインやナイアシンは、

アトピーにとって

本質的な栄養素ですが、

それ以上に、

添加物の多い食事を

続けていくことは、

アトピーにとって

大きなリスクになります。

 

アトピーの患者さんが、

もしあなたの

身近にいらっしゃいましたら、

Tさんの経験について、

ぜひ教えてあげてください。

 

添加物の多い

食事を避けていただく

ようになるだけでも、

かゆみやシンドサが違う

はず…と思います。

 

 

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