友達からの紹介とかで、

 

良い治療院があるよ~と教えてらって、予約を取り、

 

「さて行くか…」

 

という当日、または前日

 

トラブルが起こるということが良くあります。

 

これ、鍼灸師同士でもよく話題になります。

 

(1)道に迷って、目的の院になかなかたどり着けない。

(2)時間を勘違いして遅刻。

(3)治療してもらう予定のところと、別の場所が痛くなる。

(4)治療してもらう予定だった部分を、さらに傷めることが起こる。

 

(1)道に迷って、目的の院にたどり着けない。

これは、すでに治療院に通っていて、

何らかの理由で、違う院に通おうとしている

場合に起こることが多い気がします。

 

患者さんの心の迷いが現れるんですかね。

 

よく知ってる地域であっても、

なぜか道が分からなくなったりします。

 

「お世話になってる先生に悪いなぁ」という

優しさが、現れてしまったのではないでしょうか。

 

 

(2)時間を勘違いして遅刻。

家を出る直前に宅配便が届いて…など、

外に原因がある場合と、ちょっと違って

時間を勘違いして遅刻した場合は、

 

今、その院に行くのは、その人にとって

時期尚早なのかもしれません。

 

これは私も患者としてやったことがあります。

 

「ちょっと無理して」その治療院に通っているという

意識がどこかにあるときでした。

 

一回、内省タイムを入れて、自分はなぜ、

治療院に通おうと思ったのか?

 

ということを、整理し、目的を明確に

持って通うようにしたほうが良さそうです。

 

 

 

(3)治療してもらう予定のところと、別の場所が痛くなる。

この場合は、今痛いところ以外の不調が、

「こっちを先にやってくれ~」

と、訴えかけているのかもしれません。

 

複数の不調を抱えている場合は、

不調の元同士が争うように、

こっちを先にやってと、

そういう争いをすることがあります。

 

その場合は、その「別の場所」から

治療を始めた方がいいです。

 

患者さん本人の、自覚と、

身体自身の治したい場所は、

案外違っています。

 

身体と自分は別の意志を持ってると

知っておいた方が、

いろんな場面で

判断を間違わなくなりますよ。

 

身体はしゃべらないけど、

脳とは別の、意志を持っています。

 

 

 

(4)治療してもらう予定だった部分を、さらに傷めることが起こる。

首肩コリで受診する予定だった

その前夜に寝違いを起こすとか

 

慢性腰痛で治療に行こうと思ってた

その矢先に、ギックリ腰になるとか

 

治療予定の部位と同じ場所を

治療に行く直前に

激しく傷めるということが、

これまた多いです。

 

それは、ご本人の病気への

「自認」しているレベルと、

実際の悪さのレベルとが

大きく食い違っているときに

起こります。

 

 

ちょっとどこか、身体の悪さを、

軽く見ていたかもしれません。

 

もしや、これまで

治療院に予約して、ドタキャンとか

してませんでしたか?

 

治療院を予約していた朝、起きて

昨晩ほど痛くないことを感じ、

「それほど悪くないやん」と思って、

予約をキャンセルしたり・・・。

 

「もう二度としないでよね!」

という身体さんの意志の表れかもしれません。

 

くわばら、くわばら。

 

身体さんは、ものこそ言いませんが、

怒るとめちゃ怖いです。

 

鍼灸師は別に怖くはないです。

 

言葉も通じますし。

 

身体さんは、口でなんとか

説得しようとしても

説得には一切応じてくれません。

 

無視してると、さらなる負傷が‥‥。

 

身体相手に、変な駆け引きは止めといた方がいいです。

 

私も何度もやらかしました。