自分が何者かなんていうのは、
極端と極端の間のどこにあるかを
知ることでしかない。
たしかに。
「少食が健康に良い」ということは、
誰もが一度は聞いたことがあるし、
私のような、万年ダイエッターには
憧れでもある。
少食で、活発で、猫のようにしなやかな私!
に、なりたいものである。
世の中には、理想を
実行してしまえる人が案外いて、
二年ほど、少食を通したそうだ。
ところが、全然、理想とはかけ離れた結果になった。
やけくそになって、普通の食事をしたところ、
元気が出て、活動的で
ポジティブになった。
「あれ、私、栄養足りてなかったんだ」
と納得して、それからは、
普通に食べるようになったという。
人間は多様になるように作られている。
何か一つの天敵のために、絶滅しないように。
だから、あなたが、今やっている健康法を
一年以上続けて、成果が出なかったら、
今度は真逆に振り切ってみて。
極端と極端の間のどこかに、
あなた「だけ」の最適がきっとあるから。