「最近、傷の治りが悪いのよ…
すぐこんな風に跡が残っちゃって」
子どものころ、あれだけ早く治っていた体。
風邪でも、ケガでも、
あっという間に治ってました。
今は、いかがでしょうか？
治りが悪くなっていませんか？
うつ病の人は、私も経験者ですが、
怪我の治りや、風邪の治りが
すごく悪くなりますね。
老化だけでなく、色んな原因が絡まりあって、
体の自然治癒を、どんどん、
劣化させているみたいです。
なぜなんでしょう？
なぜ、自然治癒力は、弱るのでしょう？
強くすることはできないのでしょうか。
鍼灸は、落ちてきた自然治癒力を
若返らせます。
これは、残念ながら、マッサージなど、
身体に害のない治療法では、
生じません。
鍼を刺すことで、体を傷つける。
傷つけられたことに対する
反作用として、身体が治っていくものだからです。
「薬だって体に害があるよ」
害すれば、治るかというと、
どうも治らない場合があるみたいですね。
薬はもともと毒。
毒を薄めたものを、身体に取り入れると、
やっぱり反作用で治る…鍼灸と同じく
自然治癒が加速することが
起こっていました。
ワクチンも、同じ考え方。
弱毒化した毒…を取り込むことで、
病気を予防するという考え方で、
作られています。
一方、なぜか、自然治癒力を上げない
むしろ自然治癒力を悪化させているような
そういう薬もありますね。
抗がん剤なんか
ガンを叩くのはいいけれど、強すぎて
人体を傷つけすぎるのが
問題になる薬です。
弱毒化させてとりいれるどころか、
強い毒のままとりいれないと
ガンには効果がないからです。
また、抗がん剤以外にも、
身体を弱らせるタイプの薬もあります。
痛み止めです。
痛み止めを飲んでいる間は、
自然治癒が、いったんお休みになる、
スイッチオフさせれしまうからです。
ある種の解熱剤も、痛み止めと同じく、
自然治癒をオフにするものもあります。
#すべての治療と呼ばれるものが
#自然治癒力を利用しはするが
#自然治癒力を上げるものではない
#ちょっと難しい話なのでまた後日
「薬」と呼ばれるものの中でも、
自然治癒を強化するものもあれば、
弱らせるものがあるように、
治療と呼ばれるものの中にも、
自然治癒力を上げる
鍼灸のような治療法もあれば、
別段上げない治療法もあります。
自然治癒力は上げなくても、
つまり、「治る」という効用はなくても、
「癒し」という効果があるものもあります。
リラクゼーションと呼ばれるものが、それです。
私は癒しより、実際に治す方が、性に合うので、
鍼灸師になりましたが、
「癒し」になるものも、とても大事です。
ただ、皆さんは、ちゃんと区別して、
使ってください。
じゃないと、単なる遠回りです。
リラクゼーション業界の人の中にも、
治療とリラクゼーションの区別を
曖昧にとらえている人もいます。
医療と呼ばれるのは、
整体でも、マッサージでもありません。
鍼灸は、自然治癒力を回復、向上、
復活させることができます。
抗がん剤治療中の人が、
減ってしまった白血球数を回復させるために
鍼灸院に来るのです。
鍼灸は、国家資格。
患者さんの身体を傷つけることで、
自然治癒を促す「治療」だからです。