誰もが、自分のことは、自分でわかってると
思っています。
でも、自分で自分のことを知るには、
神経が正常に働いていることが条件ってことを
忘れていませんか?
神経、ざっくりいうと、五感。
視覚
聴覚
嗅覚
味覚
触覚(皮膚感覚)
しっかり働いてくれてるでしょうか?
患者さんによく言うんですが、
「もし、私たちの感覚が
そんなにあてになるもんなら、
ガンは全部、初期に発見できるはず」
できませんね。
大抵、私たちがそれと気づくときには、
ステージが進んでいます。
病気としっかり向かい合おうとすると、
どうしても感覚がおかしくなってることを
認めないわけにはいきません。
#病気と向かい合うとき
#五感が狂っていることを認める
これは、私が鍼灸師になって、
一番驚いたことなのですが、
一番悪い状態のところは、
痛くないんです。
鍼を刺しても痛くないどころか、
無痛・無感覚
になっているんです。
#無痛無感覚が一番怖い
「痛くないですか?」
と、心配して、患者さんに尋ねると、
「え、刺してます?」
と言われるくらい。無痛を通り越して
感覚すらない。
(こういうことって、鍼灸学校では
教えてくれない知識です)
1.無痛…一番悪い
2.めちゃくちゃ痛い…次に悪い
3.普通の痛さ…正常
正常なところは、刺したら「普通に痛い」
でも驚くほどの痛さではないし、
「鍼も細いし、まぁ、こんなもんだろ」
という痛さです。
#一番悪いところは鍼を刺しても無感覚
五感は、私たちが思うより、
ずっと当てになりません。
病気が、五感を狂わせるからです。
体調が悪い時、ストレスがあるときほど、
身体に悪いとわかってるもの、
フライドポテトとかラーメンとか、
ジャンクフードが、食べたくなります。
#体調が悪い時ほどジャンクフード
身体は、異常事態に「適応」しようとでも
しているのでしょうか。
悪いところほど、感覚を「消して」
やり過ごそうとするみたいです。
都合の悪いことに、目をつぶりたくなる心理を
身体も持っているのかもしれません。
#都合の悪いことは見て見ぬふり