ココロってどこにあるんでしょうか？
普段私たちは、脳みそに自分の心があると考えがちです。
ところが、ネイティブアメリカンでは、胸にあると考えていて、
心臓で考える人は正常で、
頭で考える人は狂気に陥っているというそうです。
また、ある人は、ココロはどこにある？と問われ、
「身体はと心の関係は、電気と蓄電池のようなもの。
ココロは蓄電池に充電されている電気のように、
カラダ全体に満ちている」と。
心が身体に、重大な（深刻な）影響を与える
という証拠は、現代医学でも
たくさん見つかっています。
ストレスで胃に穴が開く…なんて、
普通に言いますもんね。
ココロが揺らぎやすいという人の
お腹を触らせてもらうと、
ふにゃふにゃしていることが多いです。
よく「丹田」とかいいますが、おへその下、つまり下腹部。
下腹部をぎゅ―――っと押し込んでいくと、
ズブズブ手が入って行っちゃう人は、
ココロが不安定で、ゆさぶられやすくなっています。
元は健康でスポーツマンだったという人すら、
鬱病になって数年たつと、下腹部の筋肉が
弱く、押すと手が沈み込むほど。
ココロの状態を、カラダが表してしまうんですね。
私もうつ病になったとき、めちゃくちゃ
身体、弱りました。
免疫力という意味でもですが、
体力も筋力も落ちて、
普通に歩くだけで息が切れる（笑）
うつ病って、体の病気なんだな！
と思った次第です。
ココロを整えるために、身体を健康にする
身体を整えることで、ココロも整える、
これは洋の東西を問わず、
教育の基本にある考え方です。
大事なわが子に、親が与えられる最善のもの
それを「教育」と呼ぶとしたら、
自分が自分に与えられる最善のものも、
また教育。自己教育です。
意識高い系とかじゃないですよ。
自分で、自分を大事にするという、
ごく当たり前の話です。
自分の軸が揺さぶられている人、
状況の変化や、他人の言葉、
態度でフラフラしてしまう、
そうお悩みの人が、
この世で最も大切な自分自身のためにできる最善のことは、
ほったらかしになっている、
自分の「身体」を大事にすることです。
自分に自信がない人で、体を粗末に扱ってない人は、いません。
これは、声を大にして言いたい。
「私自分に自信がなくて…」という人は
自分自身の「シンボル」である、
自分の身体を、大事にしない傾向があります。
自信なさそうに見えても、
自分の身体を大事に扱ってる人がいたら、
本当はしっかりした自分の軸、自信がある人。
「私は大丈夫！」という態度を見せる人でも、
カラダは嘘をつきません。
表面だけガチガチだけど、押すと沈み込む人は、
自信のなさを、頑固さでごまかしている人。
強気な態度は、自分を守るため。
むしろ本人は、弱さを自覚していて、
気が付きたくないと思ってる。
超複雑な人。
超複雑な人は、超複雑な難病になりやすいです。
人にはいろんな矛盾があります。
- 言ってることとやってることが違う矛盾
- 考えと実態の違う矛盾
- 願望と行動の矛盾
- 心と体の矛盾。
- 本音と建て前…etc.
こういった矛盾が少ない人ほど、
自信満々。余裕しゃくしゃく。
逆に嘘。。。おっと嘘って言っちゃいましたが、
まぁ、嘘です。
自分の「中」に嘘が多い人ほど、弱くて脆い。
身体も心も。
政治家って、年をとっても
ピンピンしているでしょう？
嘘ばっかりついているのにね。
あれは、自分で嘘を嘘と分かって、道具として
嘘を言っているから。
自分の「中」に矛盾はないのです。
嘘は、他人に向かってついているだけ。
自分の中には本音しかない。
悪は、たった一人でも強いから、
悪「党」
というんだそうです。
良心があるうちは、
長生きする悪徳政治家にはなれません。
良心を捨てて、悪人になれと言っているわけでは
ありません。
ただ、自分の中に矛盾をため込んでいると
たいてい大病します。
それが多ければ多いほど、
複雑な病気になります。
あなたに立派な志があるとしても、
自分を大事に扱えない、
自分の身体を大事にできないとしたら、
あなたは、あなたの中に
矛盾を抱えている可能性があります。
残念ながら、自分にどこか、何か、嘘をついてる。
そして、その嘘に耐えられず
身体を壊すのです。
一度、自分の本当の望みを
棚卸した方がいいみたい。
大病する前に。