最近はやりのclubhouseという新しいSNSで

私の治療について、質問されました。

 

質問、なんでたくさん刺すの?

 

理由は、一つには、ツボではなく、

コリを狙う治療をしているから。

 

たくさん刺す理由は、「コリを小さくするため」

 

シリーズ最後のこの記事は、

コリの正体について書きます。

 

その前に、

「体の不調って、具体的に何のことよ?」

 

 

鍼灸院には、不調を解決する「最後の手段」として、

ほんっと、

様々なお悩みの方がいらっしゃいます。
 

 

・頭痛などの慢性的な痛み

・不妊症や不育症

・ED(男性不妊)

・冷え症

・手足のしびれ

・腱鞘炎

・顔面麻痺

・難聴

 

などなど、ちょっととっ散らかる感じですが、

多かれ少なかれ、コリがかかわって起こっているのです。

 

 

そんなコリの正体は、大きく二つ。

 

(1)筋膜の癒着

(2)老廃物のこびりつき

 

です。

 

 

皆さん、自分の肩をさすって、

「なんか、ごっつい塊ある」

と思ったことがあると思います。

 

 

この塊は、肩こりを本人が感じているかどうか

関係なく、ほとんどの人にあります。

 

 

これは、筋膜の癒着タイプ。

 

たとえば、麻糸の束があって、上から布をかぶせて、

布越しに束を触ってみるとします。

 

麻糸同士がくっついてなかったら、

なんか太めの糸の束だということがわかります。

 

ところが、その麻糸の束をラップでぐるぐる巻きにして、

その上から布をかけていたら?

 

触るのは、糸ではなく、ラップ。

「何かの束」だということはわからず、

棒状のプラスチック的なもの?と感じるのではないでしょうか?

 

筋肉は、筋繊維という言葉がある通り、

ふつうは、糸状の柔軟な繊維です。

 

でも、繊維の状態だとバラバラですぐこんがらがるので、

ある程度の束を、他のとごっちゃにならないように、

ラップしてあるのです。

 

それが筋膜。

 

その筋膜というのが、癒着することで、

分厚くなります。

 

これを「重積(じゅうせき)」といいます。

 

これがコリの正体(1)です。

 

#筋膜の癒着

#重積

 

 

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(2)老廃物のこびりつき

 

このパターンもあります。

 

よくひざ痛の原因になっている奴です。

 

私は「おこげ」「こびりつき」と呼んでいます。

 

 

 

鍋って、一か所焦げて、こびりついたら、

その焦げを中心に、すぐ焦げやすくなります。

 

あんまりこびりつきがひどかったら、

料理にも支障が出ます。

 

ひざ痛などはこの状態。

こびりつきが増えすぎて、筋肉や腱や、軟骨やらを

傷つける状態になっているのです。

 

これは瞬間で傷つける場合もあるし、

(アスリート)

 

ちょっとずつ繰り返し刺激されることで傷つく場合も。

(高齢者)

 

 

 

でも、その「おこげ」がまったくなかったら、

筋肉でも腱でも、通常は「なめらかにするもの」が

ついて、守られているので、少々のことでは

ダメージなんかないんです。

 

原因は、最初の小さなおこげの段階で、

対処せず放置してしまって、こびりつきが

ひどくなってしまったこと。

 

最後は自分で手入れすることをあきらめて、

手術するしかなくなるわけですが、

その前に、スポンジやたわしで、

まめにおこげを落としておけば大丈夫だったのです。

 

#おこげ

#こびりつき

 

 

 

(1)の重積(筋膜の癒着)タイプ

(2)おこげタイプ

 

この二つに対して、有効な治療法が違っていまして、

 

(1)によく効くのが、ルート治療。

(2)のおこげに効くのが、掃骨療法という治療法です。

 

 

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ちなみに、、、

 

コリがあることで感じる不快感と、

実際にコリがあるかどうかは、必ずしも関係ありません。

 

たとえば。

 

美容院で、肩を触られて、

「肩、硬いですね^^ って言われるんだけど、

わたし、肩こりって感じないのよ(笑)」

 

という人に、コリがないか?

むしろ、コリがあっても、問題ないのか?

 

どっちなのか気になりますよね?

 

 

 

(1)の重積タイプは、手で触れることもあり、

コリという塊を小さくできたらいいという話は

イメージしやすいと思うのですが、

 

(2)のタイプは、まず目に見えない、触れないので、

本人に痛みや不快がない場合、長く放置されることになります。

 

元気だった人があるとき急に倒れるのは、

(2)のタイプのコリで、本人に痛みや不快感がないタイプ。

 

 

 

皆さん、肩こりを感じない人はいいわね~~と言いながらも、

 

内心、「それはそれで、なんかデメリットあるんじゃない?」

(じゃないと話がうますぎる)と思っていると思いますが、

 

痛みがない、感じないって、ほんとに怖いことなんですよ。

(詳しくは、手塚治虫『どろろ』の百鬼丸)

 

 

コリは、ちゃんと、嫌だと感じたほうがいいんです。

感じにくい人は、鈍感になっているだけかもしれません。

 

 

コリ感はなくても、

「疲れが取れにくくて」

「寝つきが悪くて」

「手足が冷えて」

「胃が詰まる感じで」

 

すでに、そうやって何らかの形で、

コリの存在を教えてくれているのかもしれませんよ?

 

コリがどれくらい溜まっているか、気になるなら、一度、

うちに来てみませんか?

 

 

 

 

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今まで、色んな病院や治療院に行って来て、
結局身体を立て直せなかった、または
しばらくしてぶり返したというかたは、ご連絡下さい。



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