「キダリダ」大阪公演 まとめ! | むっちゃんのブログ

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「キダリダ」大阪公演:まとめ(その2)


まだまだ 興奮冷めやらぬ 感動の余韻が強く 強く 残っています。

初の大阪公演で 今回の舞台は東京へは行かず 4回全部見ました。

回を重ねるごとに テーマというか 訴えているもの 伝わってくるもの 感動が

大きくなっていきました!!

回を重ねると もうストーリーが分かっているので 感動が薄れるか?

いえいえ そんな予想に反して 感動は大きく大きくなっていきました。

わが子が出演しているからではなく 本当に素晴らしい作品です

「キダリダ」の全ての関係者の方々の力量・熱意情熱・センス・等など 素晴らしく 感動!! 感動!! 涙と鼻汁で顔が ぐちゃぐちゃ。

感動のクライマックス! そして 幕!

全出演者の方々のカーテンコール!


こんな素晴らしい舞台がもう終わりだなんて!

今回 むっちゃん関係の方 60数名 観劇してくださいました。

次回は もっと もっと 宣伝します こんな素晴らしい舞台

多くの方に見て欲しい!


学校関係者(教職員はもちろんのこと児童・生徒・学生さんに)の方々に

是非是非 見て欲しい


私の友人知人は結構最前列か2列目あたりで見ていました。

パクさん 涙と鼻汁で 顔中 ぐちゃぐちゃでの熱演

何度も何度も号泣でしたと 全ての役者さんの名演技は感動しましたと

電話で言ってくれました。


゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚


「キダリダ」の素晴らしいまとめをしてくださっている「はるさんのブログ」より

転載!!  はるさんは 色々調べて 東京公演や出演者の方のブログ等など調べて よくまとめて下さってます。



2011-09-29

『キダリダ』あらすじ・感想~長文~

テーマ:お気に入り

ネタばれになってはいけないと思ったので

千秋楽の25日以降に UPする予定で書いています

さこ田宴会で伺ったマル秘話や

観劇した者同士の感想情報交換

俳優さん、役者さんたちのblogを発見!して

その関連記事などによって

加筆訂正を何度も 行いましたので

かなり遅いUP 長文をご了承くださいませ~

※敬称略


「キダリダ」・・・韓国語で「待つ」「待ってるよ」の意味

○●○●○●○●○●○●○●

レディマウスという2人の

芸人さん(ゴメンナサイ 初めて知りました)が前説をされました

舞台が始まるにあたっての注意事項をいくつか・・・

(それなのに 私の後ろの人の携帯音が鳴ってたのにはビックリ!)

面白おかしく 雰囲気を盛り上げてくれます

レディマウス・・・「キダ!」

客席・・・「リダ!」の声で幕が上がりました

━─━─━─━─━─━─━─

非常灯も全て消されて 真っ暗になる

白いスクリーンに映し出された映像で始まった


「福井漁港」に小船で麻薬密輸?密入国の時に

警察官を殺害・・・警官に踏み込まれて海に飛び込み逃亡する

そこへ実際にスクリーンを破って犯人逃走!!

いきなり 引き込まれます



暗転で明るくなって焼き肉やさんの場面

大阪西成区 ココで少年時代を過ごした親友3人

(ヤンマ、亮、パク)が主の話


ヤンマ(白国秀樹)の一人息子の公太(中里隆成)はサッカー好きな13歳

ココの2階に住んでいる

在日韓国人のヤンマが 土木仕事仲間を連れて入店

ココの女将は身重のあかねちゃん(三野友華子)

手伝っている由里ちゃん(瀬戸早妃)

そこへ あかねちゃんのダンナさんの日本人の亮(松下卓也)が

仕事途中なのに 大きなお腹の妻が心配で

度々様子を見に立ち寄る


そんなところへ 13年ぶりだという在日韓国人パクが現れる

再会を喜ぶ3人や周囲の人々

大人になった彼らは それぞれの環境があり守るべきものがある


流しのパギやん(趙博)もいい味出してる

ホステスのシオリちゃん(武井睦)や惚れている豊(中谷中)も

セリフはもちろんない場面でも細かい動きが光ってた


前半のシーンはセリフのテンポが心地よく笑えるシーンばかり

ぴよぴよ飲みもあり 初めて見る観客は唖然!


うどん屋のおっちゃん(池谷太郎)の存在は重要

このおっちゃん 自分の店は放置で昼間から呑んでいる

店がつぶれる前に みんなにも食べに来てくれ~~~と

カウントダウンが始まり残り 一週間で閉店になる

別の日に競馬でひと儲けしようとしたら

スタートした途端 落馬で持ち金なくなり

残り2日で店閉めなあかんって・・・


公太の担任の先生(工藤里紗)が突然の家庭訪問

ヤンマは何も聞いていない・・・
どうやらイジメに合っているようす

その理由は・・・在日だから


だんだんストーリーが重たくなってきた

でも決して重すぎない


先生もクラスの子どもたちに どう説明したらいいのかわからない

ヤンマも自分の幼少時代同じような理由のないイジメに合ってきたという

公太に何で言わへんかったんや!と責めるが

かえってきた言葉は

「ボクは汚いんか!?バイキンなんか!?誰もパス回してくれへん!!」


焼き肉やさんに水島刑事(伊藤竜次)と

数人の刑事たちが聴き込み調査にやってきた

福井漁港での警官殺しの犯人が関西方面に逃亡中だという

殺された警官は 亮のお世話になった山本

ココ西成は韓国人が多いから逃亡先として怪しいと

IT関係の指導者として来日したというパクだが

どうも落ち着かない・・・

公務員をしているという亮は刑事をだったことを知り

迷惑かけてはいけないと帰る気でいる


パクが13年前に付き合っていた みわこのことを

しきりに知りたがる

結婚の約束までしていたけれど

みわこは日本人 自分は在日なので

大反対され別れてしまった

みわこのお腹の中には 子どもがいたのに・・・

ヤンマは未婚の父

それは みわこが突然 育てられないから頼むと

渡された赤ん坊・・・それが公太だった


13年前に強制送還された韓国ではパク一家が

半日本人として差別を受けることに

父が仕事もなく自殺 母も体調を崩して亡くなった

IT関係の仕事なんてウソ

ひとりぼっちになってしまったパクも

工場で働き ボロ家に住み 毎日キムチと白飯だけ

な~んにも無くなってしまった

思い出すのはココで過ごしていた日々

どうしても会いたくて密入国を計画

その時にとんでもないことをしてしまったんや・・・と告白するパク

「なんで現れたんや!お前が来たら どないかしたらなあかんやろ!」


偶然そこに居合わせた仲間たち・・・

事情を知ったがしばらくの間だけ時間をくれ!見逃してくれ!

・・・とヤンマに口止めされる

後日また警察が来て 遺族が報奨金を出しているということが

わかり うどん屋のおっちゃんが・・・


暗転して・・・スクリーン登場

逃亡の手助けをするシーンでは

再びロケで撮影された映像が流れる

難しいことはわからないけれど カメラの構図とか映画みたいだった

焼き肉やさんの前にはパトカーが来ている

ヤンマがパクを軽トラに

土木仕事仲間のお兄ちゃん二人が原付で

身を潜めるための作業現場の倉庫へ向かう

途中に公太が「ボクも連れてって」


セットが変わり 倉庫のシーン

公太を連れて来たことに激怒するが

「本当のことを教えてほしい ボクだけ知らんのはイヤや!」


突き止めた刑事たちが入ってくる

もちろん亮も・・・

刑事たちとパクを守ろうとするヤンマと仲間たちの格闘

ドキドキしました

東京公演では 水島刑事ケガをされたそうです

パクがボコボコにされて 亮は「もうええやろっ!」

亮がパクに手錠をかける・・・

クライマックスに近づくにつれて迫真の演技

セリフとセリフの『間』や無言のまま 

表情だけで読み取れる表現の仕方が素晴らしかった

逮捕されたパクに向かって公太が「おとうさ~ん」


暗転して 再び焼き肉やさん

公太が正面を向いて 黙々とモリモリと

ご飯を食べて「おかわり!」と差し出すように

茶碗を持ち上げる


キャスト一同がステージに勢揃い

座長の白国さんが挨拶されます


今回5年ぶりの再演で地元大阪で演れて

こんなにお客さんが入ってくれて嬉しい

大阪弁を話せるのは4人だけで

発音にめっちゃ苦労したそう

一言しゃべる度にダメ出しをされ

全然セリフが入って来なかった方もいらっしゃったみたい

大阪人はヘンな大阪弁を使われるのが

一番嫌いだけど 全く違和感なかった!

次に松下さんに振られ「アナタガチュキデース!」

○●○●○●○●○●○●○●

公太くんきっかけで涙があふれて来て止まりません!

娘の「密入国ってなに?」とか「何でイジメられなあかんの?」の

質問の答えは観劇中に即答できません


今の韓流ブーム・・・好みがあるだろうけれど

冬ソナやドラマまでは特に何とも思わなかった

でも今のK-POPといわれるもの

私は高岡蒼甫さんの意見 尊重します

だからこそ 今だからこそ

この舞台の内容がしみ込んできたのかも


正直な話 情けないけれど 

名前を見ただけで韓国人・朝鮮人・中国人って思ってたし言ってた

日本でも部落とか差別は今でも根強く残ってる

だから?ってことなんですよね

ヤンマのセリフの「俺たち なに人?地球人~!!」響きました


終演後のロビーには役者さんたちの花道

アンケートも記入したかったのですが

この記事UPにも時間がかかるくらいなので容易に書けません(T_T)

たくさんの観客が花道にいたので

叔母は記入して私たちは一番最後に出ることにしました

小栗山晃市さん(若くてカッコイイ)

工藤里紗さん(ちっちゃくて細くて色白くてカワイイ)と握手してもらいました

伊藤竜次さんにもお声かけしたかったのですが

スーツ軍団人数揃うと怖っ!で逃してしまいました


松下さんにお声をかけて松下母さんと一緒に記念撮影

白国さんにもお声かけして一緒に撮ってもらいました

が、私の携帯には残ってません!

叔母から転送してもらわないと


テーマは 重く考えさせられる内容でもありましたが

同時にいろんなものを頂いた気がします

みなさん 輝いていました

スタッフのみなさんもお疲れさまでした


春から待っていた甲斐がありました

DVD化されるそうで 即購入決まりです☆

本当にありがとうございました

素晴らしい日になりました~感謝~