田中澄江著「老いの始末」
89歳の時の刊行である、
この女史の書いたものは今まで結構読んでいる
私が過去に読んだものとは
雑誌の中での取材や随想などが多かったように記憶している。
あらためてこの本を読み89歳の日常にただただ驚くばかり
私は足元にも及ばない。今の私と89歳の田中女史とを比較して
大人と子供である
私はしばしば人から よく、頑張っていると言われる
校長退職後も、いくつかの取り組みをしていて
結構多忙であるし、健康でもある
しかし、しかしである。
89歳の刊行時、次の春にはいくつかの難易度の高い山に登りたいと
書いている
91歳で亡くなるわけだが、まさしく生涯現役臨終定年である。
ああ、まだまだだ! これしきの日常で私はへこたれてはいけない
私の周囲には70代で昨年から 通信制の高校の校長として
単身赴任されている H 先生が居られる。元気であり意欲的であり
尊敬している先生である、そしてスポーツ万能。
水泳の記録保持者でもある
豊中の中学校長を定年退職されてからの10数年の活躍。
私の周囲に居られる先輩たちの日常を思い
またこの故田中女史の在りし日の日常を思い、
自分にまだまだだと言い聞かせる。
それにしても暑い!
省エネ対策に卓上の扇風機を納戸から引っ張りだして使い出した。
読書時のベッドではエアコン、少し贅沢をしている。
読書が快適に楽しく出来る
退職してからまさに読書三昧の日々である
生まれて初めての読書三昧、至福の時である!!