脳動脈瘤:手術前日そして手術まで
2月13日(日) 午後2時病院に入る。
検査は2月7・8・9日 3日間の検査入院でほとんど済んでいるので
検査はありましtが、多くの時間を費やすこともなく、のんびりと。
でも、心の中は初めての手術で しかも脳の切開手術で不安と恐怖心はありました。
2月14日(月) 手術日 午後2時から6時の予定。
食事は朝・昼無し。水分は午前11時まで。
お昼過ぎ 病衣から手術着に。そして9階の病室から3階の手術室前の廊下へ。
丹後や京都や滋賀から来ていた兄姉妹や親戚(姪2人・甥1人)の人たちと、
廊下のソファーで談話。この時の私は、自覚症状が無いのだから元気そのもの。
午後2時前:私一人が看護婦さんに連れられて手術室へ。
来てくれていた人たちは、手術室に消えていく私を心配そうに見送ってくれました。
手術室で:
手術室は四つありました。その四つのいずれかに入る前の 控え室のような感じの部屋でした。
執刀してくださる先生が午前中の手術を終えられて、入ってこられました。
ああ、いよいよだなあ………。でも、この先生なら大丈夫。
そして、ほんとの手術室へ。
私の不安はとてつもなく強まっていました………
私は、 「麻酔は痛いですか…」 「……か…」、等 二言三言 看護婦さんに聞いていました。
看護婦さんは、心配を和らげるように 「大学で何を教えておられるんですか…」等、気分を他へと
紛らわせてくださいました。
麻酔担当のお医者さんに「麻酔は痛いですか…」、 「この点滴の注射が一番痛いのですよ」
点滴の注射は痛くなかったので、(ああ、良かった……)。その後の記憶が無い………。
ICUで:
気がつくと「手術終わりましたよ」 「お名前は……」 「生年月日は……」 「今日は何日ですか」
ICUだなあと思い、「今、何時ですか」 「5時ですよ」
来てくれていた兄姉妹が顔を見にICUへ。私はぼーとしていて、最後の兄だけは何となく分かった。
(予定より少し早く終わったんだなあ) (無事、成功) (有難う)
その後、眠る。 夜中ごろ? 周りの様子が目に入る、たくさんの人がベッドに眠っている。
看護婦さんが患者さんに話しかけている声が聞こえる。
2・3度、吐き気。でも何もでない。
手術翌日:2月15日 朝食と昼食 お粥とおかず。 全部とまでは行かなかったが、努力して食べた。
お昼ごろ、車椅子で看護婦さんに付き添われトイレに。
午後2時頃かな。9階の病室へ。
トイレ: 歩いて看護婦さんに付き添われて一回。 その後は自力で。
(手術の翌日から自分で歩いてトイレに行けるなんて……)
よかったー! 神様・御仏様・ご先祖様・お父ちゃんお母ちゃん、有難うー!