土曜のソワレ、日曜の千秋楽を観に行ってきました。

 

私は歴史には疎いし、何も予習せずに行ったのですが、

ジャンヌダルクを登場させることで、「あーあのあたりの時代なのか」と

とてもわかりやすかったです。

1回目はどうしても望海さん中心に見てしまうので

2回目の千秋楽はなるべく他のキャストに目を向けるようにしました。

 

千秋楽は、とにかくどのキャストも気迫がすごくて、

望海さんも前日とは顔が違いました。

「何があっても生き抜く」たくましさと高貴さが増していて

まさに圧巻の演技でした。

ソロ歌唱はリミッターを外した望海さんの凄さを改めて感じましたし、

できることならフェスティバルホールで見たかったなぁ、なんて思ってしまいました。

 

望海さんと上原理生さんとのハーモニーは素晴らしく、

互いに愛し愛されている夫婦の絆を歌で感じました。

 

甲斐翔真くんは、望海さんと縁が深いので、つい贔屓目で見てしまうのですが

イザボーを経て一回りも二回りも成長したようにと思います。

『ムーラン・ルージュ』でまた恋人役に戻りますが

望海さんとどんな化学変化を起こしてくれるか楽しみです。

 

ヨランド役の那須凛さんは、これが初ミュージカルとは思えませんでした。

これからきっとあちこちからオファーが来ることと思います。

アドリブで「シャルル・セッツ!」「できる子!」…と客席を煽ってくれて楽しかったです。

前説で練習した甲斐がありました。

 

ラストシーンは、何度でもリピートしたいくらいの凄さ。圧巻。

いっそ清々しい。

望海さんには赤い薔薇が本当に似合いますね。

 

カーテンコールでは、いつもの望海さん。

「皆さんご存知ないかもしれませんが、このセット人力でして」と

言った途端に男性陣から「知ってる」「見えてるから」と

口々にツッコミが入っていました。

おそらく観客全員がその瞬間心の中で突っ込んでいたと思います。

 

「この公演はスタッフの方が大変な公演で…」

「これが終わったらすぐに撤収しちゃうので、今しか感謝の気持ちを伝えられなくて…」と

スタッフの皆さんを労う望海さんの優しさにジーンときました。

 

早くもWOWOWで4月に放送、配信され

しかも、望海さんと甲斐翔真くんのインタビュー付きだとか。

今から楽しみです。