二ヶ月振りの更新となってしまいました。
ここ数日に亘り、じめじめとした天候が続いております。
日本人の体質は、特に湿気などの湿度に弱い傾向にあります。
湿度が高くなると、東洋医学では水分代謝の低下によって、胃腸を中心とする機能に問題が生じやすくなります。
いまの時期は、こうした背景による肩こりや腰痛、関節のこわばり、しびれなどが出やすい傾向にあります。
からだ全体の問題の調整を放置して、不調を感じる箇所や症状だけを頼りにして治療をしてしまうと結果的には悪化させてしまうケースが多く見受けられます。
鍼灸治療は漢方薬と同様に気血を養うものであり、決して奇跡を起こす「魔法」ではありません。
人のからだに本来的に備わっている自己治癒能力をより活発なものとすることで、自らが保有する力で治ろうとすることを手助けするための古人の教えと経験に基づいた「正法」であります。
これは学習や習い事と同じ感覚のもので、治療の継続によって身につけることが可能です。
決してお手軽な治療とはいえませんが、体験していただくことが何よりであります。
先ずはお気軽にどんな些細なことでもご相談ください。