「ちいさなハーモニー」
どひたかこです。
今、学校の先生が足らないって知ってます?
学校では、今日明日で修了式をし、今年度が終わりますね。
ここからの春休み、先生達は忙しい中で次の年度の準備をします。
その1つがクラス分け。
今年度、担任していた子ども達の引継ぎ事項をまとめ、
次の学年に送るために、クラス分けをします。
学校の先生の数は、そのクラス数で決まるんです。
1つのクラスの最大人数が決まっているので、
その学年のクラス数が決まる。
すると、その学校の全クラス数が決まる。
それによって、先生の数が決まります。
クラスの数で、音楽や図工、家庭科などの専科の先生の数も決まるんです。
ところが、最近は、先生の数が足りないという事態が起こっているところがあります。
知ってました?
昔は臨時採用職員(非常勤講師)という方が、自治体に登録されていて、そこから各学校に入られました。
だから、産前産後休暇や育児休暇、療養などの場合、
必ず非常勤講師の方が入ってくださっていて、先生はその学校に見合った数が勤務していました。
ところが、最近は「非常勤講師」の方が足りないんです。
なぜかというと・・・
教員免許更新制度が入ってきたからです。
最近になって、免許更新制度はやめようという流れになってきていますね。
でも、非常勤講師の方は増えません。
学校現場がきついからです。
じゃぁ、どうやって学校の仕事を回しているんですか?
例えば、担任の先生が産休に入った時に、その代替で入ってくれる方がいなかったら、どうするの?って思いますよね。
その時は、別のポジションで働いている教員が、担任に入るんです。
どうしても、それも無理な場合
教頭先生が…なんてこともあるんです。
欠員が出たままで、やりくりしているということです。
今年はコロナで学級閉鎖や学年閉鎖、学校閉鎖がニュースになっていましたが、
先生たちもコロナになることがありますよね。
それは、インフルエンザと同じです。
けれど、先生もかかってしまうと、出勤できず自宅待機になりますから、
学校の人の足らなさは、想像を超えていたようです。
本当に学校の先生が
「子ども達を育てることが幸せだ」
「私たち、大切にされている」と感じられるようにしなければならないのです。
それこそが、子ども達を幸せにすることに繋がると思うのです。
「ちいさなハーモニー」