「自分のことが大好きで
ごきげんな毎日を送ろう!」
どひたかこです。
「もしも出来なかった時には、こうすればよい!(*^-^*)」
が、わかっていると、安心してちょっと前に進めるのです。
『好き嫌い』『ちょっと苦手』というのと、
『体と心が受け付けない』というのは、違うと思うのです。
例えば、
かなりの偏食がある子の場合、
「好き嫌いが多いから、一口ずつでも食べていって、好き嫌いをなくしましょう!」
という解決は、きっと無理なのです。
初めて口に入れたものは、
・・・どうかな?・・・
・・・変な感じしないかな?・・・
・・・大丈夫かな?・・・
こんな感じで口の中の具合をみて、
「やっぱり無理!」
となるのだと思うのです。
4年で担任したAさん。
味、におい、雰囲気など、
受け入れることが出来るものとそうでないものが、極端にハッキリしている人でした。
繊細でとても真面目な考え方をします。
毎日の給食は、私にとったら美味しい献立ですが、
Aさんにとったら、配られた食事の中に
『食べたことのあるもの』
『食べられないもの』
『食べたことがないから、得体の知れないもの』
があるのです。
けれど、いただきますをしてから食べ残すという事は、ダメだな・・・と思っています。
だから、『食べられないもの』と『食べたことがないから得体の知れないもの』は
はじめから減らすという事になってしまいます。
それも、ガバッと全部、食缶に返してしまうのです。
担任して間もなく、そのようにガバッと全部返したAさんをみたB君が、
「Aさん、嫌いなものも一口は食べなあかんねんで。」と声を掛けました。
その一言で、Aさんは、教室を出ていってしまいました。
それで、
得体の知れないものが、
『食べられるものなのか』『食べられないものなのか』
を、ハッキリさせたら、ほんのちょっとでも気持ちが楽になるんじゃないか・・・
と考えました。
方法は、
①給食の準備をしている時に、先生の机の場所で、どんなものなのかわからないおかずの味見をする。
★「食べられそうだな。」と思ったら、
②どれくらいの量食べてみるのか、先生と相談する。
③食べられそうだと思っても、「やっぱり無理や!」と思った時は、気にせず残すこと。
★味見をしても、「これは食べられない!」と思った時は、
②先生が、そのおかずを有難くいただきます。(*^-^*)
それからは、「先生、このオムレツ、ちょっと味見しようかな。」と来てくれるようになりました。
この方法で、Aさんは食べられるものが少ーし増えました。
「もしも出来なかった時には、こうすればよい!(*^-^*)」
ということがわかって納得すれば、
ほんのちょっと前に進むことが出来ると思うのです。