「自分のことが大好きで
ごきげんな毎日を送ろう!」
どひたかこです。
うまくいかないことも、もちろんある!
でも、楽しい方法なら、ちょっとごきげん!(*^-^*)
今日は、『ステイホーム、鉛筆家族』という
その時は、うまくいかなかったけれど、楽しい作戦についてお話ししたいと思います。
低学年を担任していた時、
とても持ち物の管理や整頓が苦手なBさんがいました。
とても感性が豊かで、見えるもの、聞こえたことに対して、すぐに反応しちゃいます。
でも、どれもとても楽しんでやることが出来ます。
けれど、次々気になっちゃうので、
さっきまで使ったいたものをそのままにして、
次に行っちゃうのです。
そんな感じなので、落し物はとても多く、
筆箱を見ると鉛筆がきちんと入っていないことが多いのです。
低学年ですから、2Bの鉛筆5本、赤鉛筆1本、消しゴム、定規1つ…くらいが入っていることが望ましいのです。
しかし、いつも芯が丸まってしまっている鉛筆が1本か2本入っているかな?という状態です。
他の鉛筆はどこにあるか??というと、
お道具箱やランドセルの中に、コロリン…と入っています。
探すことに時間がかかったり、筆圧の安定した良い字が書きにくかったりするので、
どうしたものかなぁ…と私の先輩先生に話してみました。
「どひちゃん!鉛筆家族がお勧めよ!」
というアドバイス(笑)
次の日、Bさんと筆箱の中身を整えてから、話しました。
「鉛筆さんに名前を付けましょう!
これは、一郎さん。
これは、二郎さん。・・・三郎さん、四郎さん、五郎さん。
そして、赤鉛筆は、赤ちゃん。」
「時々、先生が鉛筆家族はそろっていますか?と尋ねるので、そろっているか、教えてね!」
・・・・・・・・・・・・・
私 「Bさん、鉛筆さんの家族はそろっていますか?」
B 「はい!全員います!(*^-^*)」
私 「いいですねー!」
私 「Bさん、家族はそろっていますか?」
B 「あ!二郎さんがいません!・・・・・いましたー!(*^-^*)」
私 「よかったねぇ!安心したわー!」
・・・・・・・・・・・
こんな感じで、1か月半ほど過ぎました。
私が尋ねるのを忘れる日が続き、
Bさんの意識も薄れてしまい、
また、鉛筆を見失うことが多くなってしまいました。
2か月後、自校の特別支援教育委員会への報告には、
「一家離散」
と書きました。
でも、いやな思いは全く残っていないのです。
ごきげんな作戦を立てたのですから。