こんにちは。はりきゅう 小児はり 安寿堂の藤吉です。
前回に引き続き、長男のラグビーの話です。
最終学年、衝撃のスタート
一つ上の学年は見事花園出場しましたが、残念ながら一回戦敗退で引退。
年明け早々に新チームとなり、最終学年としての新人戦があった。
一つ上、二つ上には、核となる飛び抜けた選手がいたが、新チームにはそういった選手はいない。
最初の新人戦県大会決勝戦、相手は岐阜工業。
厳しいと思いながらも、いざとなったら何とかなるのかなと安易に考えてました。
しかし結果は、
5-74
創部以来最多得失点差の歴史的大敗。
過去をみても、県大会でこんな惨敗はない。
あまりにも一方的な試合で、決勝戦より準決勝の岐阜工業 vs 岐阜聖徳学園の方が実質的な決勝戦だったかと思える内容。
試合中も相手の方から、
「思った通りだ。」
「楽勝、楽勝。」
という声も聞こえてきた。
観てる私が悔しかったので、何も出来なかった、何もさせてもらえず一方的にやられた選手達はもっと悔しかったと思います。
唯一のトライはラインアウトからのモール。
これが最終学年のスタートでした。
「今年の関商工は駄目だな。」
周りからも色々と厳しいことを言われました。
おそらく、創部以来最弱からのスタートだったと思います。
保護者としても、今年は正直難しいかなと思いました。
でも、東海大会で中部大学春日丘と対戦した時のことは忘れられません。
中部大学春日丘は、高校ジャパン候補が複数名在籍する東海地区の絶対王者。
結果は、
7-94
という大差でしたが、ラインアウトからモールで押し込んでボールキャリアの長男が飛び込んでトライ。
15人が力を合わせてモールで取った1本のトライ。
凄く印象に残る、良いトライでした。
写真を撮影しながら目の前でそのトライを見た瞬間、気づいたら自然に涙が出ていました。
ベンチからも
「よく取った~。」
との声も聞かれました。
どれだけ点数をとられても、選手達は諦めなかった。
ラグビーは奇跡が起こらないと言われるスポーツ。
強豪校に何本取られても、1本取ったということに意味がある
私はそう思います。
トライを取ったときの選手達の喜びようは凄かった。
強豪校から1本トライ取ったことで、試合後はどちらが勝ったの?と思うほどの雰囲気の違い。
そしてこの新人戦でのモールが、このチームの最大の武器になることはまだ想像できていませんでした。
4月になり、優秀な1年生もたくさん入部してきたが、コロナ感染者が出たり自粛や待機がありなかなか練習も出来ない。
練習試合しても、なかなか結果が出ずに負けることが多く、岐阜工業や岐阜聖徳学園が勝ったチームに勝てない。
どうなるのだろうか、そんな心配がつのっていきました。
新人戦に次いで7人制も岐阜工業に惨敗。
なかなかよい結果が出ない。
そんな中、春の関ラグビーフェスティバルで浜松工業と対戦した。
試合は逆転勝ち。
内容はともかく勝ちきることが出来、選手も指導者も保護者も、雰囲気は良かった。
長男もトライを決めたり、スティール(ジャッカル)で活躍してくれた。
祖父母も観戦してくれて、凄く喜んでくれたあの日、祖父母孝行をよくしてくれたと思います。
親馬鹿かもしれませんが、長男は接点での判断も良く、スティールがうまかったと思う。
力がそれほどあるわけでないので、力業でというより、うまいこと相手をスティールしやすいように倒して入ることが多かった。
スティールは自立していないと成立しないが、関節が柔らかい長男は一見無理な体勢のように見えるが、しっかりと自立して入っていました。
姿勢が低いため、入ってしまえばめくられることもなかったかな。
春の総体は、準決勝、決勝と相手チームがコロナ感染で辞退となり、何もせずに県大会優勝。
優勝といっても試合を全くしていないので、喜んでいいのかどうかといったところ。
この総体で岐阜工業と試合をして、現在の実力差の位置を確認したかったのだろうが、それも適わず。
東海総体は2戦行い2敗。
まあ、当然といえば当然の結果かと思う。
チームの答えが見えた、菅平合宿
夏休みに入り高鷲合宿。
出発したその日のお昼頃に連絡があった。
「コロナ感染者が出たため半日で終了します。」
戻ってからは、当然のように活動停止。この頃の部からの連絡は、なかなか良い連絡は無かったです。
依然コロナ禍の影響は強かったが、それでも何とか菅平合宿は行くことが出来た。
菅平合宿が始まり数日後、祖父母も連れて日帰りで菅平まで観戦に行った時、ちょうど大阪の浪速高校との試合がありました。
通常なら格上のチームでしたが、そこで初めて今年のチームの答えを見ました。
新人戦の大敗から、この年の武器が何なのか、指導者、選手達が考えに考え抜いたチームの答え。
どこでもモール
おそらく今時日本全国探してもこんなラグビーするチームはないでしょう。
私の知る限り、現代のラグビーで観たことないです。
これまでのスタイルを変えるということは、指導者にとっても、選手にとっても大きな葛藤があったと思いますが、それにかけたのだと思います。
BKはボールを持ったら突っ込んでポイントを作り、後はFWがモールを作って押していく。
ポイントを作るためにボールキャリアになったCTBの選手は、この年おそらく日本で一番タックルされた選手でしょう。
それが面白いようにはまり、モールは面白いように押せる、ボールが出ればバックスが走る、トライを量産し、快勝でした。
合宿後半までは、ほぼ快勝続き。
春に接戦だった浜松工業にも快勝。
やっとチームが出来てきた、そんな手応えを、親の目からも感じることができました。
続きは次回③でお伝えします。










