ジイタンだよ
つづけざまに映画の話だよ。
今日は『幸せへのキセキ』だ。
この映画はね、イギリス人で実在のコラムニスト、ベンジャミン・ミーという人の回顧録を基にして作られた映画なんだって。
だから基本は実話だよ。もちろん話を面白くするために実話にはない仕掛けもところどころしているけどね。
主人公のベンジャミン・ミーという人は身体を張っていろいろ困難な取材をしている人で、あちらではそれなりの有名人らしい。
マット・ディモンがこのベンジャミン・ミーの役を演じているよ。
物語はね、若くして最愛の妻を亡くした主人公が、ママを失って心がすさんでゆき学校まで退学させられた10代半ばの息子と、まだ小さな娘をどうやって育てて行くかに悩み、新しい住いを買って移り住もうとするところから始まるよ。新しい住まいに移って心機一転、気分を変えて・・・ということかな。
で、彼は娘を連れて不動産屋に案内されるままあちこち物件を見て回る。
だがこれという物件がないんだよね。
こうして最後に案内された物件は、なんと動物園付きの物件だ。
日本だったらまずあり得ない展開のストーリーだよね。まあ小さな遊園地などに時々付設されている、ウサギやキツネやタヌキなどの小動物が何匹か居るという程度の動物園ならともかく、そこはライオンやトラ、クマやキリンなどの大型動物もたくさん居る本格的な動物園なんだ。
彼はとんでもないと断ろうとするが、その時小さな娘が目をキラキラ輝かせて楽しそうに動物たちと戯れている姿を見て、よしと決心するんだよね。こういう所なら息子や娘の心にも良い影響を与えられると思ったんだろうね。
それにしてもこんな動物園を維持するとなったらどんだけ費用がかかるんだろう、ジイタン想像もつかないけど、おそらくとんでもない数字だろうね。
もちろん経営上、それだけの勝算があればOKなんだけど、動物飼育になど携わったこともないズブの素人一個人がねーって、ジイタンあっけにとられた。
だから最初は実話だなんて思わなかった。ずいぶん無茶なストーリー展開の映画だなーって思ったんだよね。
だから後で実話だって知ったときは驚いたね。まあ、亡くなった元の経営者がある程度の維持管理費を残してくれていたこともあったらしいけど、コラムニストの主人公もかなりの資産家というか、高収入者だったんだろうね。
それはともかくとして、主人公は居残ってくれていた何人かのスタッフ達と共に経営再建に乗り出すよ。
初めはスブの素人がってバカにしていたスタッフ達も、彼の本気さと真剣な行動ぶりに感心し、素直に協力しはじめる。
荒んでいた息子も、自分が書いた絵が園のロゴマークに採用されたあたりから心を開き始め、次第にみんなが一丸となって行動する下地が築かれてゆく。
こうして数カ月後、園はリニューアルされ、役所の検査もパスしてオープンした動物園に観客は・・・・・と、ここでもうひと捻りの展開があった後、大勢の来園者を迎えて大団円というわけだね。
楽しい映画だった。この動物園はね、イギリス南西部のデヴォン州ダートムーアという所にあるそうだよ。
ああそうそう、この映画の中でね、主人公が『冒険はどこにたどり着いてもワクワクする。それが冒険だ』と言うシーンがあるんだよ。ジイタン思わず「そうだ!!」って手を叩いたよ。
じゃまたね
