乗り替わりの是非 | 腹ぺこジェーたんのにんじんライフ

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オルフェーヴルの凱旋門賞への挑戦の正式発表と同時に、鞍上の交替も発表されてから、色んな方のブログで取り上げられてますね。


私も元来、コロコロと乗り替わるのは賛成出来ないし、すぐに外国人騎手にって風潮も歓迎出来ないタイプです。
が、外国人騎手でも、この人なら!って人はいるので、全面的に反対というわけでもないです。








その上で、今回の池添→スミヨンの乗り替わりについて、私は、と言うと。


池添騎手、気の毒だなと思います。





宝塚で復権を果たした矢先、凱旋門賞挑戦でも自分が、と思っていたでしょうね。




ロンシャンでの二人のコンビ楽しみでもありました。










と、これはあくまで、心情的には、という話です。



日本生産の、日本調教馬の、日本人騎手による勝利は、競馬ファンの多くの人の願いですよね。






エルコンドルパサー2着(但し日本生産に非ず)
ディープインパクト(3着→失格)
ナカヤマフェスタ(2着)



これまでにもあと一歩という所まで行ってますから、尚のことオルフェへの期待は高まります。





でも、でも近くて遠いあと一歩…



エルコンとフェスタで2度の2着を経験した蛯名騎手が、更にもう一歩足りなかったのは、やはり経験値です。


ロンシャン競馬場のコースを攻略するには、この競馬場を熟知していなければ、遠い一歩のままだと思います。



初挑戦の池添騎手に対し、スミヨン騎手は凱旋門賞を2勝してます。
経験値の上でオーナーがスミヨンを選ぶのは止むなしでしょう。






そもそも、社台は企業で、競馬はビジネスです


企業戦略の一つとして、より確実性を求めた結果、池添<スミヨンの判断を下したのだと思えば、妥当かと思います。




日本生産馬、日本調教馬、日本人騎手で勝利は私たちの願いです。


けど社台にとっての夢…いや野望は、数年後の種牡馬オルフェーヴルの価値を高めること。



去年の今頃、ディープインパクト産駒の8月生まれの子の話題に触れましたが、あの子たちは南半球の国のデビューを目論んで生産されました。
また今年の5月にはフランスのG1(だよね?)でディープの娘ビューティパーラーが勝利。


日本の種牡馬の血を世界に派生させる。




かつて欧州からアメリカに流れた偉大なる名血統、アメリカで枝葉を拡げる、そのうちから日本に渡った中でも、最も勢力を拡大したサンデーサイレンスの血。



サンデー系という軸から、ディープインパクト系を世界へ。






オルフェへの期待は、現時点でのディープと同等~それ以上でしょう。
ステイゴールドの繁殖実績からも、社台には、その数年先の皮算用が出来上がっているのではないでしょうか。



今から、さまざまな方面への種牡馬オルフェの売り込みは、日本国内の生産者をターゲットにしているのではなく、世界に向けたアピールなのだと。



凱旋門賞は喉から手が出るほど欲しい付加価値なのです。



社台は義理も人情もかなぐり捨てて、スミヨンに賭けたわけですね。











ここまで長ったらしい、その実中身のない文章は、一見冷静にも思えるでしょうが、




私、ホントは静かに深く、怒りを孕んでいます……





拠りにもよって、





馬の扱いが粗くて、優しくないんだよ…







スミヨン




日本に来た外国人の中で一番嫌いな奴じゃ~~




ゆっちゃった(笑)






でもね、





藤岡騎手のブログにあった池添騎手の言葉、


"そのせいでオルフェが応援してもらえないのはかわいそう"



大丈夫、皆、オルフェを応援するよ。




たぶんね、皆が日本人騎手で挑んで欲しいって言うのは、例え負けても日本人騎手で戦う事に意味があるんだって思ってて、負けてもどこかで、"やっぱり慣れない外国だし、しょうがないか"って、赦される部分もあるんだと思う。



スミヨンにしたからには、何が何でも勝って貰います。



社台の思惑に嵌まるのはしゃくなんだけどね。




オルフェ頑張れ!



スミヨンはまっすぐ走らせてね(笑)


コミュニケーションが著しく心配だが………