モルガンスタンレー証券 為替本部ヴァイスプレジデント 小川統也氏
<モルガンスタンレー証券 為替本部ヴァイスプレジデント 小川統也氏>
一部で0.5%の利下げを予想している向きがいたこと、
公定歩合の引き下げ幅が0.25%にとどまったことが、
市場の失望感につながっている。株価の下落でリスク回避の動きが強まり、
クロス円が大きく下落した。
サブプライムモーゲージ(信用度の低い借り手向け住宅融資)問題は非常に根が深い。
米連邦準備理事会(FRB)の措置は不十分だったと言わざるを得ない。
現在の為替市場の反応はリスク回避の円買いだが、
最終的にドル売り相場へ移行するとの見方は変わらない。
声明文に追加利下げスタンスをにじませてきたため、
ドル/円は短期的に109円半ばから112円半ばのレンジ相場を予想しているが、
長い目で見れば下値リスクが大きいだろう。
どのタイミングで下抜けるかは不透明で、
サブプライム関連ニュースや米経済指標などに関心を持っている。