ジュピターさんと食事の日になりました。

 

 

あぁー!

 

今日は、ジュピターさんと食事よ。

 

なんだか心がウキウキルンルンよ!

 

 

ラピスさん(彼)の時とはちょっと違うかなぁー。

 

 

ジュピターさんといるととっても気持ちが落ち着くのよ。

 

それでいて、ホッとするというか。

 

 

今日、会えば、私がジュピターさんのことをどう思っているか

 

自分の気持ちがわかると思うわ。

 

 

 

 

 

 

ジュピターさん

 

今日はお誘いいただきありがとうございました。

 

 

 

 

ジュピターさんが誘ってくれたのは、アフリカ料理店でした。

 

 

 

 

肩肘張らず、楽しくおしゃべりできそう。

 

 

こういうときに高級レストランでないところがかえっていいのかも。

 

 

 

 

そんなことをマリーヌ姫は思います。

 

 

 

 

今日は、マリーヌ姫の話を聞きたいなぁと思って。

 

 

 

 

ジュピターさんは、

 

マリーヌ姫の今の学生生活について聞いてきました。

 

 

 

 

今、卒論を書いていて、結構忙しいんです。

 

半分くらい書いたかなぁ。

 

でも書きたいことは決めてあるので大丈夫です。

 

無事に卒業はできると思います。

 

 

 

大学4年生となると、卒論で忙しくて大変と聞いたよ。

 

でも順調に進んでいるようだからよかったね。

 

 

 

ところで、ばあやから聞いたのだけれど、

 

お付き合いしている方がいるんだって。

 

彼とはうまくいっているの?

 

 

はい。

 

うまくいっています。

 

彼は来年就職なんです。

 

 

 

就職は、もう内定しているの?

 

 

 

はい。

 

決まっています。

 

 

 

 

それはよかったね。

 

 

今の新卒の就職は、結構厳しいらしいから。

 

 

 

 

マリーヌ姫は、

 

自分のコネでラピスさんが就職が決まったことはジュピターさんには言えませんでした。

 

 

 

 

こういう人は、コネなんてなくても就職できそう。

 

きっと、勉強もできるんだろうな。

 

 

 

 

マリーヌ姫は、なにかしたいことはあるのですか?
 

 

卒業したらどうするのですか?

 

 

 

マリーヌ姫は答えます。

 

 

 

私、海外に留学したいと思っています。

 

 

他の国で住んで 文化や習慣を知ってみたいと思っています。

 

 

今、この国では当たり前と思っていることが、

 

他国ではきっと違うと思うのです。

 

 

自分の固定観念を変えたいのです。

 

 

 

それはいいことだと思うよ。

 

この国でやっていることがすべていいとは限らないし、

 

それから考え方はそれぞれの国で違うからね。

 

 

それから宗教もからんでくるから、

 

いい勉強になると思うよ。

 

 

そして王族として知っておくことは、

 

外交をするうえでも必要だから。

 

 

僕もよく海外に行くけれど、

 

ホントにそれぞれの国で習慣や考え方やもちろん暮らしも違うなぁと思うから。

 

 

マリーヌ姫は、ジュピターさんの知識の多さにも驚かされます。

 

 

こういう人と結婚したら、

 

私の力になってもらえそう。

 

 

そんなことを考えてしまいます。

 

 

ダメダメ!

 

 

私にはラピスさんがいるのだから。

 

 

目移りしてはダメよ。

 

 

 

自分に言い聞かせます。

 

 

そして、時が経つのを忘れてしまうくらい、

 

あっという間にジュピターさんのとの食事が終わってしまいました。

 

 

 

えぇー!

 

もう、終わり。

 

 

あぁー!

 

楽しかったなぁ。

 

 

ジュピターさん、今日はありがとうございました。

 

 

とっても楽しかったです。

 

 

僕も楽しかったです。

 

 

マリーヌ姫と一緒に話をするとついつい時を忘れてしまうなぁ。

 

 

マリーヌ姫の彼がうらやましいなぁと思って。

 

 

ジュピターさんの笑顔がマリーヌ姫に訴えかけます。

 

 

もし、よかったら、また食事に行きませんか?

 

 

それか、今度はミュージカルか映画でも観に行きませんか?

 

 

ジュピターさんからのまたのお誘いです!

 

 

 

お誘いありがとうございます。

 

でも、私には彼がいるのですが。。。

 

それでもいいのですか?

 

 

 

もちろん。

 

 

マリーヌ姫と会って話すのがとても楽しくて。

 

友達として会ってもらえればそれだけでうれしいです。

 

 

ジュピターさんは、真剣にマリーヌ姫に答えます。

 

 

これって、私もしかしてもてている!

 

 

 

も・し・か・し・て

 

 

モテ期が来たー!

 

 

 

こんなに素敵な人にこういう風に言われてしまうと、

 

心が揺れ動いてしまうわ。

 

 

 

ここで、本来なら、私には彼がいるからもうお会いしません。

 

と言ってお断りするのがいいのでしょうが。

 

友達としてと言われてしまったら、

 

それも財閥の御曹司ですものね。

 

 

とりあえずここでお友達になっておく。。。

 

それでもいいのかも。

 

 

マリーヌ姫の頭の中をグルグルいろんな考えがめぐっています。

 

 

そして意を決したように

 

 

私も今日とても楽しかったので、

 

是非ともまた会ってお話したいわ。

 

 

こちらこそよろしくお願いします。

 

 

マリーヌ姫は答えました。

 

 

そう言ってもらえると僕はとてもうれしいです。

 

 

今度どこにいくか考えますね。

 

 

 

マリーヌ姫はジュピターさんとまた会う約束をしました。

 

 

マリーヌ姫は帰宅しました。

 

そして一人になって考えます。

 

 

 

私はジュピターさんとまた会っていいのかしら。

 

でも、私の本能はジュピターさんにまた会ったほうがいいと言っているのよ。

 

私は自分の気持ちに従うしかないわ。

 

 

今後どういう展開があるにしろ、

 

ジュピターさんに会うことによって、

 

もっと自分の気持ちがはっきりとしてくる気がするわ。

 

 

 

マリーヌ姫は自分に言い聞かせるのでした。

 

 

 

ジュピターさんとマリーヌ姫はどうなっていくのでしょう。