マリーヌ姫は、ばあやの許しをとうとう無理やり得ました。

 

そして次は、両親に紹介して、公認の仲にならなくては!

 

と思うのでした。

 

公認の仲になれば、

 

大手を振って、宮殿に呼んで、

 

イチャイチャできる!

 

 

いっそのこと

 

ラピスさんをお婿に迎えて

 

一緒に暮らしたいわ。

 

 

 

そうすれば、ラピスさんだって、経済的な心配はないのだから。

 

 

マリーヌ姫の暴走か。。。ゲッソリ

 

 

ばあや、私、ラピスさんを両親に紹介するわ。

 

そして、一気に婚約よ。

 

 

 

姫様、そんな婚約だなんて。

 

 

もう少し、じっくりお付き合いをしてから考えてください。

 

 

ご両親に紹介するにはいいことだと思います。

 

ご両親の感想を聞いてみるのはいいことかと。。。

 

 

わかったわ。

 

そうしたら、ばあや!

 

両親にラピスさんを紹介のセッティングをお願いね。

 

 

はい、かしこまりました。

 

 

 

そして、とうとう、ラピスさんをご両親に紹介する日がやってきました。

 

 

マリーヌ、お付き合いしている人がいたは知らなかった。

 

彼はどういう人かなぁ?

 

ふむふむ、マリーヌと同じ大学か。

 

 

キャンパスで育んだ愛か。

 

 

雑誌ならこんな見出しになりそうだなぁ。

 

 

パパ!

 

 

くれぐれもラピスさんに失礼なこと言わないでよ。

 

ラピスさんは、一般の方だから、王室のことは全く分からない人だから。

 

そのあたりは大目に見てね。

 

 

ママ!

 

ママも同じよ。

 

 

わかったわ。

 

私は絶対に否定的なことは言わないから。

 

そして二人の仲を壊すようなことは言わないよう

 

気をつけるわ。

 

 

ママは、性格がきついんだから、

 

鬼の目でにらまないでね。

 

 

マリーヌ姫は両親に言いたい放題言っています。

 

 

そして、ラピスさんがやってきました。

 

 

 

ラピスさん、こんにちは!

 

初の王宮はどう?

 

 

すごく豪華だね。

 

やっぱり、僕たち庶民の暮らしとは違うね。

 

 

おどおどしてしまうよ。

 

マリーヌ姫は生まれた時から、ここに住んでいるんだよね。

 

僕とは別世界だー!

 

 

ラピスさんは、見るものすべてが、初めての体験でした。

 

 

私のパパとママを紹介するわ。

 

私のパパのペルル殿下よ。

 

そしてこちらが私のママのオパール妃殿下よ。

 

 

僕は、ラピスと申します。

 

マリーヌ姫とお付き合いをさせていただきています

 

 

ラピスさんは、丁寧に挨拶をしました。

 

 

君が、ラピスさんだね。

 

 

マリーヌと交際は順調らしいな。

 

それもキャンパスの恋だとか。。。

 

 

はい

 

大学で出会ってそれから、お付き合いをさせてもらってます。

 

 

そうか。

 

 

君は何か得意なものはあるの?

 

僕は、ピアノと歌が得意です。

 

ピアノを弾きながら歌うことができます。

 

 

それは凄いなぁー!

 

 

是非とも聞いてみたいよ。

 

 

ラピスさんは、ピアノを弾いて歌います。

 

マリーヌ姫、ペルル殿下、オパール妃殿下

 

皆、聴き惚れています。

 

 

 

 

 

 

そしてラピスさんが帰った後にマリーヌ姫は両親に感想を聞きます。

 

パパ、ママ!

 

ラピスさんはどうだった?

 

そうすると、パパが

 

そうだな。

 

なかなかの甘いマスクで、女性受けがしそうなタイプだな。

 

まあ、もう少しお付き合いをしてみたらいいんじゃないか。

 

まだ、学生だし。

 

 

私もそう思うわ。

 

まだ、お付き合いを始めたばかりだから、

 

相手のことが良くわからないでしょ。

 

 

ママもうなずいた。


 

ということは、

 

お付き合いをすることについては許してくれるのね。

 

 

あぁー!

 

許すよ。

 

 

好きにしなさい。

 

 

ママはどうかなぁ?

 

 

私もマリーヌがいいと思うなら賛成よ。

 

やったー!

 

これで王宮に呼んで会うことができるわ。

 

今までは、大学だけだったけれど、

 

これからは、休みの日に呼んでゆっくり会える。

 

楽しみだわ。

 

 

姫様、ラピスさんは、そんなに暇ではありませんよ。

 

アルバイトをされていらっしゃるし。

 

姫様にすべて合わせるというわけにはいきません。

 

相手のことを考えないといけませんよ。

 

 

 

マリーヌ姫は自己中心的な性格で、

 

それも姫とういことで、すべて相手が合わせて当然だと思っているのです。

 

これはいけませんね。

 

いったい、ラピスさんとの仲もいったいいつまでもつのやら。

 

ばあやの進言がないとマリーヌ姫はどんどん暴走してしまいます。

 

 

さて、姫様と一般人との恋どうなっていくのでしょう。