ドラッグ 


どこの組でもシャブ、ドラッグ類はご法度ということになっている。ドラッグを使用または販売すれば波紋という組も多い。しかし、キレイ事ばかりではシノゲないのも事実。特に大手組織はいいが、末端組織になると生き残りに必死である。そうなると最も手っ取り早いシノギの方法がシャブである。


シャブは仕入れ値の100倍以上の価格でさばけると言われている。しかも、中毒性が強く、必ずリピーターになる。ヤクザにとってこれほどおいしいシノギの方法はないのである。最初はタダかそれに近い安値で販売し、シャブ漬けにする。後は放っておいても戻ってくるという按排だ。サービスで配っているとか外国の精力剤と偽って渡すなんて手口もある。


最近は注射器で血管に注入することはメッキリ減って、炙って煙を吸ったり、溶かして粘膜に塗り込んだりするそうだ。しかし、一説には注射するよりも煙を吸ったりするほうが直接脳に効き、体にはより悪いとも言われている。「シャブ」なんてドロドロした名前で呼ばず、「スピード」というお洒落なネーミングも出てきた。



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