昨日午後より被災地支援の一貫として原付バイクを届けに相馬市に行って来ました。
例によって私はドライバーです。
今回お届けしたのは原付バイク1台。

右は受け取り主の現地の知人です。
都内の友人の会社で使っていた物を1台、無償提供して来ました。
なんで原付かと言いますと・・・。
皆さんよくご存知の通り、現地では多数の車が津波によって流されています。
本来なら車を提供するのが最善なんでしょうけど、車の場合登録手続き等に手間が掛かります。
また現在相馬市では避難所に居た方々は全て仮設住宅(借り上げ含む)に移っていて、仮に車を提供しても置き場の問題が出て来ます。
そこへいくと原付(2種含む)は登録手続きも簡単で置き場にも困らず、かつ税金やガス代等掛かる費用も安くて済む上、50ccなら自動車免許が有れば乗る事が出来る。(2種は二輪免許が要りますが。)
また譲る側としても車では負担が大きいですが、バイクや自転車なら使っていない物が割と有るようで提供し易いというのもあります。
という訳で友人関係で声を掛けていまして、取り合えず今有る1台を持って行こうという事になりました。
持って行った時に現地の別の知人に状況を聞いてみると、相馬市は行政の対応が早いと言うか比較的良く、被災された方は全員仮設住宅に移っているが、場所が市街地から離れているのでやはり買い出しや通院等が不便との事。
一応市街地までの送迎バスも出ているそうなんですが、なかなかそれだけでは用は足りず、出来れば自転車か原付バイクが有れば助かるとの方がまだ数名いらっしゃるとの話でしたので、今後もあと数台輸送する予定です。
すでに何台かは友人関係より提供の承諾を頂いておりますが、もしこのブログを見ていらっしゃる皆さんの中で原付バイクか自転車を提供しても良いという方がいらっしゃいましたら、ゲストブックに内緒でコメント頂ければ、私からご連絡して相談させて頂きたいと思いますので、よろしくお願い致します。
もちろん提供する以上はキチンと動く物で、特に整備等は必要の無い物でお願い致します。
で、引渡し後は現地のショットバーで一服。
もちろん酒飲んじゃったんで東京に戻る訳には行きませんから車は事前に近くの駐車場に。
前に支援に行った時にもそのバーに連れて行って貰いましたが、前回は当然お客さんはほぼ居ませんでした。
ところが今回はお客さんが沢山居ます。
主に若い方が多かったですが、震災からすでに5ヶ月余り、少しは活気が戻って来たかな?と感じられました。
で、そのまま車中伯して翌日は前回お世話になった現地の方にご挨拶に。
でもそれまでに少し時間が有ったので、前回見た松川浦を再度見に行ってみました。
正直、前回見に行った時に余りの悲惨な光景にかなり心が折れましたので気が進まない部分も有ったんですが、今回行ってみて物凄く驚きました。
何が驚いたか、それはこちらです。


4月27日の様子。 8月20日の様子。
良く見比べてみて下さい。(拡大出来ます)
ちょっと分かり辛いかな?
じゃあこちら。

どうですか?
あれだけ大量にあって、どこから手を付ければ良いのかさえ見当も付かなかった瓦礫の山がほぼ無くなっています。
もちろん押し潰された車の残骸や流された漁船等、残っている物もまだ沢山有りますが、それらは一箇所に纏められていたり邪魔にならない場所に移動されていたりしていました。
私も同行の友人も、この光景には本当に驚いたのと同時に、復興に向けての希望が見えた気がしたのです。
だってあの大震災からまだ5ヶ月余り。
いや、この光景からはもう5ヶ月と言ったほうが良いのかも知れません。
あれだけの大量の瓦礫の山では、キレイになるまで何年単位の時間が掛かるであろうと思われたのに半年足らずでここまでキレイになるとは本当に驚き。
たまたま相馬市の行政の動きが早かったのかも知れません。
また警察、消防、自衛隊やボランティアの方々及び被災者自身が懸命に動いたからかも知れません。
それでも今回ばかりは、日本人て凄いなと思わざるを得ませんでしたね。
凄いと言えば土建業の方々も凄いです。
前回行った時はまだ波打っていた高速道路や、路肩や法面が崩れ、地割れが出来ていた一般道がほぼ直っていました。
これも日本の土建業って本気出すと凄いいんだなと思い知らされる場面でした。
いずれにしても、我々が思っていた以上の早さで復興は進んでいるようです。
もちろん完全に元に戻るにはまだまだ長い時間が掛かるでしょうし、もしかすると完全には戻せないかも知れません。
それでも希望の光が眼に見えて来たと感じられただけでも今回行った甲斐が有ったなと思いました。
でもそうなってくると、返す返すも残念なのはあの原発事故。
本当にあれさえ無ければもっともっと希望が見えるのに・・・・・・。
この件に関しては相馬市の方々は半分諦めにも似た感情になって来ているようです。
そりゃあそうでしょうね。
行政も電力会社も誰もまともに本当の事を言っているとは到底思えないようなこの状況では。
私も残念でなりません。
いったい誰のせいでこの人災は起こったんでしょうか?
いい加減、真実(事実か?)を明らかにして欲しいものです。