学生が真に学ぶべき最低限のことって、一体なんだろうか?

わっちは、教科書に書いてある単語の名前が一番大事だと思う。

勉強をする上で、意味の繋がりとか理解力のトレーニングという視点で頑張るべきなのだと考える人たちもいるだろうが、自分はあまりそうは思わない。

何かを考えるには、脳内で意味付けの記号を辿っていると思うからだ。

その構成物が、いわゆる、キーワード、名前なんだと思う。

自分の考えを助けるのは、いつも言葉の名前たちだ。赤ちゃんも、最初は意味はわからなくても発音から真似している。特別にすげーわけじゃない。だって、赤ちゃんに過ぎないからだ。

大人でも、どんな言葉を大事に思うかで、将来の思考パターンが大きく違ってくるんじゃないだろうか。

言霊という言葉がある。

唱えれば、未来が変わるそうだが、これも脳みその高性能検索エンジンである潜在意識が無意識に周りの状況からそれらに関連する情報を集め出そうとするからに違いない。

結果として、誰よりも「アンパンマン」にこだわる奴は、誰よりも「アンパンマン」に関する情報を持っているということになる。アンパンマンってばっかり言ってる子供は間違いなく、アンパンマンを見ている。

教科書に書いてある夥しい情報も、全てこの現実と同じく複雑な状況の集まりと捉えれば、肩に力を入れずとものんびり遊んで暮らせそうな気がしてくる。単語だけ毎日眺めているだけなのだから。

簡単でもいい。

例えば天才になりたいなら、天才という言葉を口癖にすればいい。だが、私って、天才なのでは!と言うのなら、言うたびに自分に嘘をついているという罪悪感に引きずられやすいので要注意だ(天才の一言だけなら問題はないと思う)。

右脳は素晴らしい力を持っている。

火事の現場でおばあちゃんが箪笥を担ぎ上げたりすることができる。武術の達人が自分の意識よりも先に動くという奇妙な経験を持ってる。職人技で、息を呑むほどの作品を作り上げる。

これらが存在している事実を思い出してほしい。なぜ人間ごときに、あんなことが出来るのだろうと思わずにはいられない。

自分が本来できないんじゃないかと思うようなことを体に記憶させることができるのは、潜在意識が優れているからだ。誰でも生まれつき天才なのである。

訓練次第で、いくらでもたどり着ける境地だ。だが、それを見つけ出すのは簡単ではないはず。誰よりも求めて探して叩いたやつでなければ、金鉱は見つけられない。

人生には必勝法がある。多分。誰も超えられない壁をぶち破るのも、夢じゃないんだ。