あの素晴しい歌をもう一度コンサート2024大阪
2024/02/19(月) 17:00〜
オリックス劇場

<大阪に来てくれるんだよ>

昨年11月。メールボックスにイープラスの宣伝が。
坂崎さんの“課外活動”か。
どーせ東京だろうと、ゴミ箱に放り込もうとしたら、えええ!大阪!?
しかも先着で購入がスタートしとる!

でもなぁー春ツアーのよしおの調子も考えんといかんし……
母「坂崎さんはALFEEのキーマンやで。坂崎さんを押さえたら、桜井さんとたかみー運も上がるで」(桜井さんの歌声に惚れ、高見沢さんをグループに誘った坂崎さんをキーマンと考えています。)
私「せやなぁ、50周年、全滅は避けたい!坂崎さんを見るで!東京のあの素晴コンサートよりも、出演者少ないけど、一人一人の時間は長いはず!大阪に来てくれるだけでも儲けもんや」
とチケットを取ることに。

あの素晴コン。その後も何度も宣伝メールが来ます。
母「そういえば、私のチケットは?」
私「は?」
母「いっぺん、きたやまおさむ、見たいねん。クミコさんも出るしなー」
と、3次先行でチケットを購入。
(そんなん知らんかったで、先に言うて〜)

なので、私は1階前方、母は2階前方と分かれてしまいました。
2階前方で、かなり香水がキツイ人がおり、私は1階で助かったようだ。

<2月なのに汗だく>
会社を早く出て、まずは四ツ橋駅2番出口を目指す。
心斎橋から移動できるので……2番出口に行ったら、クリスタ長堀!?
(前に行った時と景色が違い過ぎる)

慌てず、駅員さんに教えてもらい、地下を移動。
この日は、2月でも異例の暑さ……19度の雨の日。
汗だく……。

劇場へ向かう人波が見えてきたところで、母と合流。
母「こんな人らと一緒とは……(自分の年齢を痛感させられる)」
とぼやく。

座席に向かうと、入念にオペラを調整する方々が。
「チケットが取れねー」とか、「こんなにも真ん中を見るのは無いわー」なんて声が聞こえてきた。はっきり言うのが関西人。スカルのファッションの集団。普段の方向がわかる。

客席に流れる、洋楽がええねぇー♪
まず、ロッド・スチュワートのSailing!母が大好きな曲。(が、母は聞いていなかったようだ)
ビートルズは、This Boy、開演直前には、In My Life。
ジョンだわ〜と思いながら、時間ちょうどに幕が上がった。

あのメンバーで、ドセンに立つ方はどなただろう?
いきなり岡林さんは出られないかな。きたやま先生だと思うけど……
でも、きたやま先生「真ん中には幸ちゃん、立ってよ」と譲られているかも………

と思っていたら、坂崎さんのギターの音色が聞こえてきて、
舞台の中央には、にっこにこの坂崎さんが、立ってはった!!目線を飛ばしてはる。
幸ちゃ〜ん!
2020年購入のハカランダのギターだ。

服装は、アルコンのように気張ったジャケットではなく、フォーク村のような、ゆったりした生地。

<まず全員で>
♪花嫁
♪風(二郎さんの口笛つき。坂崎さんは口笛の真似っこ)
客席も歌うぞ!

左から林部さん、二郎さん、きたやま先生、坂崎さん、松山さん、クミコさん……
一番端のお兄さんかっこいいなぁ→あの高田漣さんだったのです!

クミコさん、小柄なイメージがあったが、男性陣の多くよりも背が高い。
背筋がシャンとしてはる。

きたやま先生「月曜の変な時間帯に来てくれる、変な皆さん」と客席を弄りつつ、
チケットは完売したとのこと。
出演者が東京へ日帰りできるようにだと思うけど(19:30終演)、早く寝たい私にも助かる。

<林部さんコーナー>
大先輩ばかりで浮いていますなどと、きたやま先生とやりとりのあと…
(林部さんは1988年生まれ)

♪翼をください
♪人生で一番幸せな日(オリジナル曲)
♪希望

伴奏のピアノの音色が美しい。そこにロングトーンが乗る。
誰も拍手していなかったから、遠慮しちゃったけど、拍手したかった。
母「ラジオで凄い凄いと言われるだけで、いまいち凄さがわからへんかった。
今回ようやく凄さがわかった!」

続く、クミコさんもそうですが……番組でゲストに出られると
パーソナリティ「凄い!凄いですね!」と褒め称えることが多く、
「どう凄いの??」となる訳である。なんだか持ち上げられているばかりで、表面的。

やはり生で体感しないと、ちゃんと凄さを理解できないのである!!
生が一番だ!

<クミコさんコーナー>
林部さんが歌う間、舞台の隅で、高価なギターがセッティングされていた。どなたのだろう?
→あのお兄さんのギターだった!(その方が、あの高田漣さん)
高田漣さん率いるバンドが控えるところで、クミコさん登場。

♪フランシーヌの場合
オープニングは緑でしたが、赤いお衣装にチェンジ。
クミコさん「紅一点ですので!」
世の中色々混沌としているが、更に暗い歌を歌いました……といったことをトークし、
♪制服
吉田拓郎さんが、集団就職を描いた曲。
ああ、ドラマのように、歌が展開されてゆく。

FM愛媛で坂崎さんの特番でも、拓郎さんの歌は色々堪能しましたけど、
とりわけ歌詞が神なのですね。

♪ヨイトマケの唄
日本で一番有名なシャンソンと紹介があって、、、
あれは、最初の最初から泣けます。
曲の最初から私は泣いてしまうのです。泣くようになっているのです。
音楽聞いてガチで泣いてしまうのはこの曲くらい……
今回は、エレキマンドリンも入って、柔らかいアレンジに仕上がっていましたけど、
やっぱり泣いてもたーーー。

クミコさん、マイクをガチっと持ったり、投げ出すようにしたり、力なく垂らしたり。
歌という1曲のドラマの中で、マイクが小道具になっている。
可愛い声を出したり、低い声で朗々と歌ったり、女優だ。
井上芳雄さんが素晴らしいとおっしゃるのは…………
歌唱力だけではなく、演技の面もあって聴かせるからだと、納得!

ハンカチが濡れて、もう、どうしようもないです。

<きたやま先生の講義>
キーンコーンカーンコーン♪

きたやま先生だぁ!大学時代、先生の本を読んでレポート書きました!(あんまり、先生のこと知らないで)
直に講義を受けられるとは嬉しや!

先生、パワポを使ってお喋り。センスあるデザインに若さを感じる。
内容は、正月のKトラで話されたこと。

「日本人と旅」「むなしさ」
あれこれ、名曲を挙げては突っ込むのが笑える。

「むなしさ」ねぇ、、、
人生のむなしさねぇ、、、
人生の悲しいところを笑って埋めるというか、、、
こうして、今、きたやま先生の話を聞いてゲラゲラ笑っているけど、、、
(きたやま先生は例に出していなかったが)
コンサートの楽しい時間が過ぎ去っていく、むなしさよ、、、
(「コンサートに行けるまでの労力に対して」を考えると更にむなしさ倍増)
と、一人むなしさを抱きしめようとするが、どうもこいつは形がなく朧げだから、
うまく触れられない。

坂崎さん「きたやまさん、もっとウケる話してくださいよ~って、今袖で岡林さんと話していました」
フォークルメンバー2人集合!
きたやま先生「余裕かまして生きているように見えますけど、僕もギリギリで生きているんですよ。
何かあったら、幸ちゃん、一人で歌えるから大丈夫」と喋った後で、
あの「加藤、悔しかったら、帰ってこい!」が聞けました。

♪悲しくてやりきれない
コーラスのお姉さんの声が美しい。女性の声も似合う曲だ。
歌う前に、バックバンドの紹介があり(ここで神の御子息、高田漣さんと紹介)、
坂崎さんが満面の笑みをお姉さんに向けていた!

<岡林さんコーナー>
いよいよ、神のご登場(チケット購入時は名前が出ていなかったが、出演決まってラッキー)。賽銭のご用意を~。背筋がシャンとしてはる。
バックのメンバー含めて、完全なる"生ギター"(弄っていない)。

岡林さんのは、テリーズテリーに見えた。
マイク調整のスタッフさんに、岡林さん、拍手してはった。

♪山谷ブルース
会場が一気に熱くなる。客席で口ずさむ。
坂崎さんが高校生の時に歌いまくっていた曲ですね(FM愛媛の特番より)。

♪チューリップのアップリケ
この曲ね。
「~してはる」って、子どもながらに親に「気ぃつこてる」感じがめっちゃ伝わってきて、胸が痛い。

♪橋~"実録"仁義なき寄り合い
これ最高、めっちゃ笑えた。
岡林さんが、25~30歳ごろに過ごした、福井県との県境の京都の村。(そうだ、滋賀県には海がなかったんだ)
たっだ、12軒しかない村で、潰れかけた橋をどーやって、お上に付け替えてもらうか、、、
完全実話、全員この世にいないから大丈夫!と。

♪君に捧げるラブソング
能登半島へ思いを。

きたやま先生、坂崎さん登場!
神に囲まれて嬉しそうな坂崎さん。後輩ポジション。
"おいきたやま、もうライブ辞めようと思てるねんけど~って相談したら、
偉い医者なのに、お前もおんなじなんかい!?"と岡林さん。
きたやま先生も、岡林さんも、もう体力的に~見苦しくなっているかもしれんし~で、ライブ辞めよ思うけど、いざ拍手を浴びると、またやりたなる
高いギャラ(←笑いを狙った発言)が出たら、やってまう~と。
坂崎さん、安心してニコニコ。

きたやま先生の話術は、若いころに岡林さんが袖から毎日覗いていて(プレッシャー)、毎回面白いことを言わないと~で培われたとのこと。(上岡龍太郎さんを参考に)

「花嫁」の歌詞について。
ここで、Kトラでそれぞれがゲストで出た回の話が繋がります!!
はしださんが、きたやま先生以外に他の人に歌詞をお願いしていた件が、
きたやま先生に発覚し、長らく関係が決別。
岡林さん「はしだ、花嫁にせんと一生後悔すんぞ」

関西人の岡林さんときたやま先生が「は→しぃ→↓だ~↓」となるのに対し、
坂崎さんが標準語発音で「は→し↑だ↑さん」と答えているのが面白い。

<二郎さんコーナー>
2人の神のトークが続く中、二郎さんも登場。オレンジ色のシャツが美しい。
トークを聞くべきか、終了させるべきか、二郎さんと喋るべきか、迷う幸ちゃん。
きたやま先生、岡林さん、二郎さん、全員喜寿だそうです。

♪息子
♪戦争を知らない子供たち
2曲で終わりました。髪の毛が長いと許されない…………で、高見沢さんを思い出す。

<ふたたび、全員>

岡林さんはもう、帰っちゃったそうで…………


ここで松山さんが喋ります。イムジン河、誕生の経緯を。
元々朝鮮半島の南にお住まいの方が、北へ逃げたときに作られたと。
♪イムジン河

坂崎さん、黒の12弦ギターに交換。
大阪のおっさん(西岡さん)の歌、これも旅から帰ってけえへん!と紹介があって
♪遠い世界に
坂崎さんの歌詞補助付き!補助の声が、坂崎さんがムッシュさんの物真似をしたときに似ているなと!

♪あの素晴らしい愛をもう一度
高校の合唱コンクールの歌!思い出したよ!まさに混声合唱。
女性は少ないけど、あのパワフルなクミコさんと、バックの美しい声のお姉さんが聴かせます。

そうそう、このコンサートのお花。FMCOCOLOの。
コンサートのタイトルが、あの素晴らしい歌ではなく、愛になっていたが、
あの素晴らしいと言えば、もう、愛でしかないから、正しいのである!

最後に挨拶。クミコさんと坂崎さんが「今年、古希」と発言したときも、大きなざわめきが起きていた。
きたやま先生が、色々あるのがバンド。嫉妬もある。きみのところもそうでしょ??と坂崎さんを弄る。
坂崎さん「いやいやぁ~僕たちは…………」
の、やりとり中で、客席から小さな悲鳴が聞こえた。やはり、ALFEEはアイドルだった。