自由。

 人生をどういう風に生きるかで決まるのかな。

 何も囚われずに生きていくのがものすごく大変な時期にしまった。

 

 昭和はよかった。(まぁ・・歳が歳なので)

 テレビが分厚くてね。

 クロンボのダッコちゃん人形がテレビに映ってた、

 

 小学校前の私は土間で夕飯を作るばーちゃんと母親の姿を見ていたけど

 そんな時自分のお茶碗を持って現れる大きな男性がいた。

 うちの母さんはその人が来るとその人のお茶碗にご飯を盛って、私に

 「持っていってあげて」と。

 

 何も知らない私はその人(禁句だけど母は乞食だと言ってた後で)

 お茶碗を渡したその日、いつもありがとうと私にその人はキラキラ光るコインを

 くれた。

 そしてそのまま立ち去った。

 

 そのコインを母親に見せたら「こんな大きなお金をお前にくれたの?」と

 当時のお金で100円。

 今でいう1000円くらい?もっとかも?

 

 何度かきてたその人は気がついたら来なくなっていた。

 「病気だったみたい」と母親は言ってた。

 しかも驚いたのはその人にはいつも、母とか婆さんの捨てるような下着をもらいにきてた

 と、ずいぶん大きくなってその話を母に聞いた。

 

 今でいうゲイ?

 

 時代関係なくあったのだなぁ。

 周りの人にあれこれ言われて辛い人生だったのかなぁ、

 あの時のその大きなおじさんは未だ覚えてる。

 人それぞれに生きていくのが人生なのは当たり前だけど

 それが出来ない様なこの日本の国。

 

 令和になって益々暮らし難い国になってしまったけど

 気持ちだけでも自由にありたい。

 

 心に余裕を持っていきたい。

 

 だから私はまた思う。

 海外旅行大好き人間として、昨年も行ったけど

 またタイのチェンマイへ行く気満々。

 

 5月。