隣を見ると、

土師広が倒れている。

「土師広!!! 」と何回も呼び掛けるが、反応がない。

 

 

 

 

 

 

どうしよう…突然のことで頭が真っ白。

 

 

 

 

しかも、一瞬の出来事にパニックだし、何が起こったのかその瞬間の記憶はない。

 

 

 

とにかく、周りの状況を確かめなければと見渡したら、信号機、電光掲示板、あらゆる電子機器が砂嵐かもしくは画面が真っ暗な状態だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何が起こったんだ・・・?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

交差点を渡った先の電子掲示板も画面が真っ暗だ。

何も考えられない状態でいると、掲示板にプツッと通電し文字が表示され、

△にリアルな口がついたアバターがこうしゃべりだした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「国民諸君。

あと1か月でこの国は我々が完全支配となる。

まぁ、今の今まで話してこなかったのは悪いと思っているが、

あと1か月すれば、どうなるか。すごい楽しみだなぁ~

きしししししし

 

黒い紙が届いたら、お前たちの負けだよ、くくくくくく・・・

 

まぁ、頑張ってくれ」

 

 

 

 

 

 

 

 

そこで、画面がいったん切れ、

再び、街はいつもの状態に戻り始めている

そこに倒れていた人々も何があったのかわからないといった感じで、また起き上がり

現実に戻っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ただ・・・土師広があんな事になるまでは

あの時実際何があったのかがわかっていなかった。

本当に、真の意味での。だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

土師広は死んだのだ。

しかも。死体に目のマークが書かれていた。