ガラスの 球体を 振ると
中は 吹雪のように キラキラと輝く。
雪が 舞っている時には 綺麗で
これこそ 完璧な スノーボールだと 思うけれど
下に沈んでから、面白い 発見がある。
みな同じ 小さい粒だと 思っていたら
ひとつだけ 微妙に 色が 違っていたり
貝殻や 星のような 形があったり
様々な形の 小さな 粒たちに 気付く。
そして 何より
中の景色が より はっきりと 見える。
スノーボールは、私の 頭の中の ようだ。
動揺したり、腹が立ったり した時に
色々な 気持ちや 考えが
頭や 心の中で、ぐるぐると 散らばって
私は その場で
自分の考えを 見失ってしまう。
だから、その場で きっぱりと
気持ちを 言い切ることが 出来ない。
そして しばらく経って
後から、気持ちが 落ち着いてくると
ああ言ってやればよかった、とか
本当は 何を 感じていたとか
色々と 分かってくる。
でも、言わなくてよかったーと 思うこともある。
スノーフレークの中に 混じった
固い 石ころや
鋭利な ガラスの破片に 気付いたから。
感情の 入り乱れた スノーボールの 中に居ると
自分の 気持ちが 落ち着いてからしか
分からない ものが
色々 出てきているのだろう。
怒りや 楽しさ、緊張や 恐怖など
その場の空気に 左右されて
”今” 感じている事を
勢いで 信じてしまいがちだけれど
その気持ちが 収まった時に
心の中に はっきりと見える 景色は何だろう。
感情の ぐるぐるが 収まった後の
足下に 溜まった 気持ちの中に
きらりと光る 本当の想いが
隠れて いるのだと思う。
それを丁寧に拾って、考え
伝えて行こうと思う。



