"ユダはこれを調べて言った。
「あの女は私よりも正しい。私が彼女をわが子シェラに与えなかったせいだ。」
彼は二度と彼女を知ろうとはしなかった。"
ユダとタマル[創世記38章](シュウゾウさんという名はみな熱い?)
-冒頭部分-
(聖書拝読)
38章でユダの話に変わる。
37章でヨセフの夢について取りあつかっていたのに、
38章でユダ族がどのようにして誕生したのか、どのようにして続いていったのか
ということに話が移る。
ユダの提案によってヨセフがエジプトに奴隷として売られたが、最終的にはポティファルの奴隷となった、その頃の話。
イエス・キリストはイスカリオテの「ユダ」によって、銀貨30枚で裏切られて祭司長たちの手に売り渡された。
同じようにヨセフは自分の兄弟であるユダに、銀貨20枚で売られてしまった。
ヨセフはイエス・キリストと多くの点で類似している。ヨセフはイエス・キリストの雛形である。
しかし不思議なことに、イエス・キリストはこのヨセフ族を通しては出てこず、誕生しない。
メシアはユダ族を通して生まれてくる。
(以下省略)
(*一般的なクリスチャン同様、十字架と復活を基に解釈をされます。)
- タマルユダ
- バト・シェバダビデ
- マリアザカリア
元祖古代イスラエル12部族Wikipedia
- イスラエルの12部族(英語版)に参照。
- ルベン族
- シメオン族
- レビ族
- ユダ族
- ダン族
- ナフタリ族
- ガド族
- アシェル族
- イッサカル族
- ゼブルン族
- ヨセフ族
- マナセ族
- エフライム族
- ベニヤミン族
『聖書』の記述では、イスラエル12部族とは、以下の者達を祖とする部族のことである。
- 父:ヤコブ、母:レア(ラバンの娘)から生まれた6子
- 長兄ルベンの末裔ルベン族
- 次兄シメオンの末裔シメオン族
- 三男レビの末裔レビ族
- 四男ユダの末裔ユダ族
- 五男イサカルの末裔イサカル族
- 末弟ゼブルンの末裔ゼブルン族
- 父:ヤコブ、母:ジルパ(レアの下女)から生まれた2庶子
- 兄ガドの末裔ガド族
- 弟アセルの末裔アセル族
- 父:ヤコブ、母:ラケル(レアの妹)から生まれた末子
- ベニヤミン の末裔ベニヤミン族
- 父:ヤコブ、母:ビルハ(ラケルの下女)から生まれた2庶子
- 兄ダンの末裔ダン族
- 弟ナフタリの末裔ナフタリ族
- 父:ヨセフ(ヤコブとレアの妹ラケルの子)、母:アセテナ(エジプトの祭司ポティ・フェラの娘)から生まれた2子
- 兄マナセの末裔マナセ族
- 弟エフライムの末裔エフライム族
以上を合計すると13部族となってしまうが、これについては特に対処せず13部族すべてを数え上げる場合と、切れの良い12に直すため以下の4通りの処理の仕方がある。
- レビ族を数えない場合
- 一番よく見られる方法で、民数記冒頭の人口調査でも「イスラエルの各部族の長12人(=部族数は12)は人口調査をした」とした後に「レビ人は調べられなかった」とあり、「各部族」にレビ族が入っていないと分かる。
- ヤハウェに仕える祭司職であるレビ族については領土が無く各地に分散して暮らしていたため、これを数えず他の部族で12とする。
- マナセ族とエフライム族をまとめて「ヨセフ族」と数える場合
- 例として申命記のゲリジム・エバルの両山に祝福と呪いをする際にそれぞれの担当の部族名が列挙されているが、エフライムもマナセも呼ばれずヨセフの名が呼ばれている。
- 両族はヨシュア記でも「ヨセフの家」とまとめて呼ばれるなど、結びつきが強いものとされた。
- なお、後述のヨハネの黙示録ではエフライム族の事をヨセフ族と呼んでいる(マナセ族の名前は別に出てくる)。
- シメオン族を数えない場合
- 申命記最後の各部族へのモーゼの祝福でシメオン族が名前を呼ばれていない。
- シメオン族は領土自体はあったがユダ族の中で飛び地状態で、次第にユダ族に吸収され[1早いうちに消滅したため、これを数えずにレビを入れて12とした。
- ダン族を数えない場合
- ヨハネの黙示録に見られるもので、「イスラエルの子らのすべての部族」として列挙される中にダン族の名前がない。
- 理由ははっきりしないが、現在は偽典とされている『十二族長の遺訓』にダン族は反キリストを生むものとされていたためという説がある。
[創世38:1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19,20,21,22,23,24,25,26,27,28,29,30]
そのころのことであった。ユダは兄弟たちから離れて下って行き、名をヒラというアドラム人の近くで天幕を張った。
そこでユダは、カナン人で名をシュアという人の娘を見そめて妻にし、彼女のところに入った。
彼女は身ごもって男の子を産んだ。ユダはその子をエルと名づけた。
彼女はまた身ごもって男の子を産み、その子をオナンと名づけた。
彼女はまた男の子を産み、その子をシェラと名づけた。彼女がシェラを産んだとき、ユダはケジブにいた。
ユダはその長子エルに妻を迎えた。名前はタマルといった。
しかし、ユダの長子エルは主の目に悪しき者であったので、主は彼を殺された。
ユダはオナンに言った。「兄嫁のところに入って、義弟としての務めを果たしなさい。そして、おまえの兄のために子孫を残すようにしなさい。」
しかしオナンは、生まれる子が自分のものとならないのを知っていたので、兄に子孫を与えないように、兄嫁のところに入ると地に流していた。
彼のしたことは主の目に悪しきことであったので、主は彼も殺された。
ユダは嫁のタマルに、「わが子シェラが成人するまで、あなたの父の家でやもめのまま暮らしなさい」と言った。シェラもまた、兄たちのように死ぬといけないと思ったからである。タマルは父の家に行き、そこで暮らした。
かなり日がたって、ユダの妻、すなわちシュアの娘が死んだ。その喪が明けたとき、ユダは、羊の群れの毛を刈る者たちのところ、ティムナへ上って行った。友人でアドラム人のヒラも一緒であった。
そのときタマルに、「ご覧なさい。あなたのしゅうとが羊の群れの毛を刈るために、ティムナに上って来ます」という知らせがあった。
それでタマルは、やもめの服を脱ぎ、ベールをかぶり、着替えをして、ティムナへの道にあるエナイムの入り口に座った。シェラが成人したのに、自分がその妻にされないことが分かったからである。
ユダは彼女を見て、彼女が顔をおおっていたので遊女だと思い、
道端の彼女のところに行き、「さあ、あなたのところに入らせてほしい」と言った。彼は、その女が嫁だとは知らなかったのである。彼女は「私のところにお入りになれば、何を私に下さいますか」と言った。
彼が「群れの中から子やぎを送ろう」と言うと、彼女は「それを送ってくださるまで、何か、おしるしを下されば」と言った。
彼が「しるしとして何をやろうか」と言うと、「あなたの印章とひもと、あなたが手にしている杖を」と答えた。そこで彼はそれを与えて、彼女のところに入った。こうしてタマルはユダのために子を宿した。
彼女は立ち去って、そのベールを外し、やもめの服を着た。
ユダは、その女の手からしるしを取り戻そうと、アドラム人の友人に託して子やぎを送ったが、彼はその女を見つけることができなかった。
その友人がその土地の人々に「エナイムの道端にいた娼婦はどこにいますか」と尋ねると、彼らは「ここに娼婦がいたことはありません」と答えた。
彼はユダのところに戻って来て言った。「あの女は見つかりませんでした。あの土地の人たちも、ここに娼婦がいたことはない、と言いました。」
ユダは言った。「われわれが笑いぐさにならないように、あの女にそのまま取らせておこう。私はこの子やぎを送ったけれども、あなたはあの女を見つけられなかったのだから。」
三か月ほどして、ユダに、「あなたの嫁のタマルが姦淫をし、そのうえ、なんとその姦淫によって身ごもっています」と告げる者があった。そこでユダは言った。「あの女を引き出して、焼き殺せ。」
彼女が引き出されたとき、彼女はしゅうとのところに人を送って、「この品々の持ち主によって、私は身ごもったのです」と言った。また彼女は言った。「これらの印章とひもと杖がだれのものか、お調べください。」
ユダはこれを調べて言った。「あの女は私よりも正しい。私が彼女をわが子シェラに与えなかったせいだ。」彼は二度と彼女を知ろうとはしなかった。
彼女の出産の時になると、なんと、双子がその胎内にいた。
出産の時、一人目が手を出したので、助産婦はそれをつかみ、その手に真っ赤な糸を結び付けて言った。「この子が最初に出て来ました。」
しかし、その子が手を引っ込めたとき、もう一人の兄弟が出て来た。それで彼女は「何という割り込みをするのですか」と言った。それで、その名はペレツと呼ばれた。
その後で、手に真っ赤な糸を付けた、もう一人の兄弟が出て来た。それで、その名はゼラフと呼ばれた。
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