全生園 「望郷の丘」
土地を広げたとき病人もすべてが労働者になり、
血を流しながら働いたという。
そのときわずかの土や石を集め積み上げ、そこから
ふるさとをしのんだという小高い丘
周囲は逃亡を防ぐため2重のひいらぎでかこわれていた
今は何箇所か外に出入りできるようになっている。
だが今はすべてが高齢者となり出入りする人もない。
数人の外部からの散歩する人か業者に合っただけでした。
らい撲滅運動で園の職員は警察関係で罪人なみの扱い
で病と飢えと孤独の地獄
親兄弟そしてわが子と引き離され、ふるさとに帰ることもなく
死んでいった人たち、どんなに無念だったことか
多くの人が眠る納骨堂に涙する
園内のねこ
海の猫たちとくらべどこか寂しい暗い印象をうける。
園内は動物禁止だとか
犬は一匹もみかけなかった
孤独を感じるねこの表情
のら猫たちは愛されているのだろうか