第六百七回 ~【ジムチャレンジ】デスマッチカジリガメ ~キレイハナを添えて~【最終7位】 | 竜頭蛇尾。

第六百七回 ~【ジムチャレンジ】デスマッチカジリガメ ~キレイハナを添えて~【最終7位】

 

ストーリー中でジムリーダーが使っていたポケモンのみが使用できる大会です。

 

もくじ

・構築経緯

・構築

・個別

・選出

・戦績

 

 

 

■構築経緯

 

当初はバンギドヒドの受け回し+ダイマで考え始める。

制限大会はとりあえずドヒドイデみたいなやつが強いイメージがある。

 

ドヒドイデ以外の再生技持ちがイマイチで、駒が足りない。

そもそも、剣の舞からのダイアース等で割と簡単に崩される。

息苦しさを感じたのでサイクル構築は諦め。

 

受けが辛い環境なら対面パが強かろう。一人一殺。

サイクル構築>対面構築>積み・展開構築>サイクル構築 のじゃんけん関係があると信じている。

とりあえずダイマ環境の対面パでは必須だと思っているミミッキュは確定。

 

先発は襷から入りたい。

広い相手に出せるポケモンとして、圧倒的高数値のバンギラスを仮採用。

岩+地面の攻撃範囲が環境に刺さる。

型が豊富で読まれづらい点、特性が偉すぎる点、小技も揃っている点など多方面で優秀で、最後まで残った。

 

適当に強そうなダイマポケモンを入れて仲間大会で試運転を重ねる。

など。

 

勝ったり負けたり。

そこそこではあるが、いまいちピリっとしない。

ここはなにかひとつ起爆剤が欲しいな……。

 

ここで草をひとつまみ…っとw

 

いやふざけているだけではなく。

蝶舞バトンジュラルドンが耐久ポケモンに対する回答として優秀かと思って試してみた。

結果……キレイハナが岩石封じだけで機能停止するので微妙だった。

 

遊んでたら大会の日が来てしまった。

信頼できる筋が使うというカジリガメとトゲキッスをパクる。

曰く、S上がらないダイマはダイマ1-非ダイマ1交換になりがちとのこと。たしかに。

キッスの苦手な氷や岩にカジリガメが強く、カジリガメの苦手な地面や格闘にキッスが強いところも好相性に見える。

 

流れでキレイハナが残留して完成。

(言うほど完成してるか?)

 

カジリガメが最強すぎる件について

 

 

 

 

■構築

 

 

【ソード/シールド ジムチャレンジ】

 

~あらすじ~

「俺はカジリガメ。ポケモンユナイトではタブンネ17匹分の経験値を持つ最強の野生ポケモンだった」

「しかしある日、いつものように下ルートに引きこもっていた俺はドリフトしながらゲップを連射するヨクバリスに轢かれて死んでしまった」

「気が付くと俺は……剣盾に転生していた」

 

 

 

■個別

 

○バンギラス

いじっぱりAS

 

・がんせきふうじ

とにかくこの技が強いに尽きる。

威力60とは思えないダメージを出しつつ、相手の展開を阻害し、後続の起点を作れる。

岩弱点のポケモンや、インファ馬鹿力で耐久の下がったポケモンであればワンパンしてしまう。

 

・じしん

安定した打点。先発でかち合いやすいジュラルドンにも通る。

この大会では岩+地面の攻撃範囲がかなり優秀。

 

・かわらわり

壁を破壊できる。オーロンゲやラプラス相手がグッと楽になる。

当初は電磁波を採用する予定だったが命中不安なことと、なにより岩石封じで十分なことから見送った。

 

・ステルスロック

この構築ではあまり積極的には使わない。

もちろん対面に余裕があれば撒いておきたい。後半襷等で止められることがなくなり安定する。

例外的にギガイアス入りに対しては多少無理しても撒く価値がある。

 

 

・所感

先発率100%のポケモン。

ステータスがデフレした環境でこの数値、この特性はやはり偉すぎた。

信頼と実績のバンギラス。

 

欠点は岩石封じが通らない地面タイプが苦手なこと。

それがそのまま構築全体での弱点ともなっている。

 

 

 

○ミミッキュ

ようきAS

 

・ゴーストダイブ

ダイマを枯らすという役割から是非欲しい技。

初手ダイマに対してバンギの岩石封じからのゴーストダイブが強力。

 

・かげうち

ミミッキュミラーが多発するので最速かげうちは必須。

というかミラーは積極的に仕掛けに行く。相手ミミッキュにダイマ出したくないので。

Aに振り切ってのろいのおふだを持つことで、定数ダメージと合わせて珠ミミッキュとの撃ち合いに強くなる。

言うまでもなく、バンギの狩り残しを処理するのにも有用。

 

・のろい

のろい→みがわり→ゴーストダイブで遅い相手を封殺できる。

相手の積みや面倒な展開を邪魔できる点も偉く、盤面を綺麗にした状態で後続に繋げられる。

 

・みがわり

ご存じ最強技。

これもダイマや壁のターン消費に優秀。

 

 

・所感

対面パは相手のダイマを交換でごまかすのが難しい都合、何らかの遅延手段が必要。

みがわりゴーストダイブミミッキュはその最たるもの。

 

このミミッキュは遅延性能に特化させつつ、アタッカーとしての火力も両立しているのが偉い。

殴りたいときは殴れるし、耐久相手はハメられる。

大抵の相手とは1:1交換以上が取れるし、運負けもしづらい。起点回避能力も高い。

 

本大会における僕の結論ポケモン。魂がこもっている。

 

 

 

○カジリガメ

いじっぱりAS
 

・アクアブレイク

ダイストリームのベース。高火力で殴りながら素早さ2倍、火力1.5倍になるイカれ技。

 

・もろはのずつき

ダイロックのベース。ダイマ時でも非ダイマ時でも威力150になるのが非常に偉い。

砂で特防も上げられるが、雨と両立できないことだけが難点。

 

・じしん

水+岩で等倍の取れない相手への打点。

ばかぢからとの選択だったが、こっちのほうがジュラルドンに強そうかなって。

 

・つるぎのまい

ダイウォールとしての採用が第一。

一応ドヒドイデの処理ルートを増やすという意味合いもある。

 

 

・所感

紆余曲折を経てたどり着いた最強のダイマ枠。

基本選出の最後のピースとしてしっかり嵌ってくれた。

 

立ち位置が良く、環境に多いダイマエースとの殴り合いに大抵勝てる。

そのまま裏から出てきたポケモンも先手を取って倒せる。

相手を倒しながら火力と素早さを上げられるので、こっちが先にダイマを切る展開であっても強い。

4倍弱点はあるものの、草は最初のジムなので強いポケモンがいないというのも追い風。

 

本当に強かった。

 

ちなみに考察初期の僕のカジリガメ評価↓

 

 

 

○トゲキッス

おくびょうCS

 

・マジカルシャイン

通りのいい一致打点。鋼や毒のジムリーダーがいない。

 

・エアスラッシュ

最強の技であるダイジェットになる。元は元である意味最強である。

 

・サイコキネシス

トゲキッス対策を名乗るストリンダーへの打点。一応ドヒドイデにも。

 

・みがわり

相手の後発ダイマックスを枯らす。

 

 

・所感

ジムチャレンジの代表的なダイマエースの一匹。

……ではあるんだけど、ほとんど選出しなかった。

みがわりに魅力を感じてカジリガメと一緒に構成をパクってきたものの、噛み合ってなかった感じが否めない。

パクリ元は初手ダイマ前提だったし。

配分も適当である。火力を上げられない都合ぶっぱかなとは思ったが。

というかカジリガメが強すぎたね。

 

とはいえ、見せポケとしてカジリガメとの補完の良さは発揮していたと思う。

ヒヒダルマやラプラス、バンギラス、ストリンダーなどを釣り出し、カジリガメに貢献していたのではないか。

トゲキッスほどの存在を選出段階で無視するのは難しい。

入れて良かったと思う。

 

 

 

○キレイハナ

おくびょうHS

 

・ギガドレイン

最悪自分で倒しにいける。

 

・ちからをすいとる

使い手のステータスが低いことで許されているOP技。

 

・ちょうのまい

使い手がダイジェットに弱いことで許されているOP技。

 

・バトンタッチ

なんだかんだバトンできる程度の耐久力はある。

 

 

・所感

仲間大会で試していたらなぜか残ってしまったポケモン。

蝶舞バトンをジュラルドンに繋げば最強では!?!?!?!?という思いつき。

実際弱くはない。そこそこ耐久あるし。

バコウを持つことで、ルチャブルやキッスで止めようとしてくる相手の足をすくえるのは結構偉い。

 

うまいことバトンできれば強いのは言うまでもないんだけれども、大抵は岩石封じだの呪いだのを食らって微妙な感じになる。

 

 

 

○ジュラルドン

おくびょうhcS

 

・りゅうせいぐん

ダイドラグーン。

 

・ラスターカノン

ダイスチル。鋼ポケモンが少ないのでドラゴン技との補完がいい。

てっていこうせんとの選択だが、バトンからの2タテ3タテを狙いたいので、ダイマ切れた後の安定打点となるラスターカノンにした。

 

・10まんボルト

あんま考えてないなここ。

構築上ジュラルドンを選出しがちなドヒドイデへの打点ということで。

 

・はかいこうせん

ダイアタックとして使う。ここは少し個性を出せたかなと思う。

ルチャブルに対面から勝てたり、トゲキッスのダイジェットを相殺したり。

タイマンで勝てる相手をなかなか広げられる。

 

 

・所感

試運転段階ではこいつをメインのダイマ枠とする予定だった。

ダイアタックという考慮されづらい要素で勝っていくプラン。

 

タイプがあまりにも偉く、絶妙な素早さと相まって殴り合いに非常に強い。

汎用性が高いポケモンの中でジュラルドンに勝てるやつがほとんどいない。一見最強に思える。

 

ただ、1対1は強くとも裏から出てきた2匹目にやられがち。

ダイマ中に火力も素早さも上げられないのが苦しい。

 

紆余曲折を経てキレイハナのバトンを受けるおもちゃになった。

蝶舞バトンをつなぐために産まれたみたいなステータスしてるしな。

防御は自力で上げられるし。

 

Dを積んだとてバトン際に特殊技貰うと痛いのでチョッキ。

 

 

 

■選出

 

○基本選出

バンギ(+影打ち)で一殺、呪い身代わりダイブで一殺、カジリガメで一殺の選出。

実際はバンギがタイマン負けたり、ミミッキュが通じない相手が出てきたりするんだけど、そういう場合はカジリガメが全部倒すので問題ないです。

選出の9割はこれ。というか中盤以降はこれ以外の選出は2回しかしてない。

 

○その他対面選出

理念は基本選出と一緒。ただ序盤以外全然出さなかった。

火力と素早さを一手で上げられるカジリガメが偉すぎた。

 

○バトン選出

受けに偏っている相手に対して出していく。

まあ基本的にはカメ選出したいのでよっぽどでないと出さない。

結果3回しか使わなかったけど、一度高レート相手に上手く決められたから良かった。

(つまり1勝2敗)

 

大会に出るにあたり、あまりに勝てなくて諦めた場合は全戦この選出して遊ぼうと思っていた。

序盤で4連敗したときは結構悩んだけど、諦めなくてよかったね。

 

 

■戦績

 

 

7位でした!

序盤は停滞するも、終盤に怒涛の13連勝で爆盛りした。

人生初の最終1桁でめちゃくちゃ嬉しい。

 

 

日曜日の夜には瞬間1位も達成。

これも人生初。

 

こんなに勝てるとは大会前には毛ほども思わなかった。

わかってたらキレイハナとか入れなかったんだけど……。

 

 

構築としては改善点も多くあり、例えばバンギを必ず出す前提になっていること。

最終戦ではその弱点が響いてサダイジャ入りに不利な展開を強いられた。

もう少し早くカジリガメにたどり着いて選出幅を広げられれば、さらに上位を狙えたかもしれない。

 

どうあれ、この結果を出せたことは自信に繋がった。

カジリガメはごっつあんな感じだけど、ミミッキュに関しては理詰めで納得のいく結論にたどり着けたので良かった。バンギもまあ間違ってはいなかったと思う。

5世代の頃からインターネット大会に出続けて燻ってきただけに、自分の中に上を目指せるポテンシャルを発見できたのがとても喜ばしい。

 

今後もインターネット大会は参加していきたい。

新しい環境で構築考えるのはやはり楽しい。

 

 

 

■すぺしゃるさんくす

 

○カジリガメ

神。

 

○冬

カジリガメとトゲキッスをパクった。

大会前に少しやり取りしたことで、だいぶ環境への理解を深められた気がする。あざっす。

 

○けろっち、

こいつはろくに考察もせず日曜に金沢観光をしてしこたま酒を飲んだ挙句、人の構築でふらっと大会に出て高順位を取るクソ野郎です。