テレビなどで 鬱(うつ)特集を行う時は決まって
「うつ病の可能性があると感じた場合は早目に専門医の診察をうけましょう」
と言います。

うつ五郎は声を大にしていいます!
鬱(うつ)かな? と思ったら、1日も早く受診しましょう!
あれれ、同じコトバ。説得力ない。。。

うつ五郎が「一日も早く」と強調する理由は「薬の特性」と「マイナスの貯金」
の2つの観点からなのです。これ、とーっても大事。

☆薬の特性
今日現在、抗うつ剤として主に使われているのはSNRIとSSRI。
この2つの薬の特性は
・飲み始めてから4週間程で効果を実感し始めます。(個人差があります。しかも大きい)
・飲みはじめから3週間くらいは不快な副作用のみを感じ、症状の進行とあいまって一番苦しい期間となります。

☆マイナスの貯金
精神科、心療内科の専門医の診察を受けることにより、何が抑うつ症状の大きな要因となっているかを分析し、その状況を取り去ったり、要因からの影響を減らす工夫を始めることになるのですが、それまでに蓄えられたマイナスの貯金(=精神的消耗→抑うつ症状の進行)が大きければ 大きい程、社会復帰や、通院を卒業する間での期間が大きく変わってくるのです。

どうかなぁ~?
と不安になったら、病院を探して、月曜日に電話して予約をしましょう。
ちがいます! っていわれてもいいのですよ。
うつ を見落として大変なことになるより数段よろしい。と思います。

傾向としては「私うつ。だわー」という人に治療の必要な人は少ないですね。
治療が必要な人は自分自身を冷静に観察することができない状況になっているので、「病院へ行きたくない!」っていう人ほど危ないです。

ひとりでも救われたら幸いです。