お嫁さんのお父様、すい臓がんで突然余命1か月と宣告され。

「俺、一か月後に死んじゃうらしいぞ」

と、その時は痛くもかゆくもなかったようで呑気にしておられました。

 

 が、進行は医者でさえ予想だにしないほどでした。

日に日にと言うより、時間で悪化していくような状態だったそうです。

1週間後には、倦怠感と痛み。

そして腹水もあっという間に臨月状態。

宣告を受けた3週間後には、緩和ケア病棟へ。

抗がん剤も焼け石に水になる可能性が大きいと分かった時点で、お父様は覚悟を決められたようです。

そして、ほんとに1か月後にあっさりと旅立たれました。

 のほほんとしてて、こだわりがない人で、執着心なんて全くない。

好きな仕事して、家族や友達に恵まれ、本人も「何も心配はない。」と言って、最期を迎えられたようです。

 

 望んでおられた通り「生涯現役!」になり、本人も本望だったのでは。と思いたいです。

 

 私の父より20歳も若く旅立たれました。

でも、十分に精一杯、生ききった人生だったと思います。