はい。どうもこんばんは。
雪が降るというのに洗車をしてしまった私です。(爆)
それはそうと先日某大物が引退を発表されましたね。
看護師との不倫がきっかけで。
そういう下世話なところは私は興味がないので触れません。(頑)
がしかし!
その某大物がいなかったら私はシンセサイザーという楽器を知らなかったかもしれないワケで。
シンセサイザーを知らなかったら今当たり前のように使っているDTMもできなかったと思いますし。
90年代のCDがまだ売れる時代に幼少期を過ごした私には影響力のある方だったワケで。
音楽の楽しさを教えてくれた人の一人でした。
そんな尊敬する音楽家の方ですが、(あくまで私個人の意見ですが)残念ながら音楽家としてはもう90年代の終わりにピークを過ぎてしまった印象なのです。
その方の音楽といえば電子楽器が切り離せないワケで。
電子楽器は時代とともに進化して、楽器の中でもっとも時代の音を大きく反映する音色だと思っております。
最新の音はものすごく新鮮に聞こえるけど過去の音はものすごく時代遅れに感じてしまったりして。
なにを言いたいかと申しますと最新の音を使ってソレっぽいオケを作れば最新の音楽っぽいモノは作れるというか。
例えるのであれば2018年最新のオケという『服』を曲という『人』に着せてあげることはできると。
それよりも大事なのは服ではなくて『服を着る人』なんです。
作曲家というのはその『人』を産み出せるか否かで存在価値が決まってしまうのだと思っていて。
私は全然大物ではないの比較にもなりませんが、ただ何年も作曲を続けてきた人間として曲をぽんぽん産み出せる時期(というか降ってくる)もあればまったく産み出せないスランプとよばれる時期も経験してきて。
そのスランプから抜け出せるメロディーが降ってきているからまだ自分は音楽家でいられると感じられるのですが、もしそのメロディーが一切降ってこなくなって仕事の契約だけが次から次へとのしかかってきたらプレッシャーでやられてしまうのです。
有名な方なら尚更。
自分自身を信じてやれなくなったら不安でしかないというか。
自分の存在意義を失うことの恐さと孤独に対峙しないといけなくなるのです。
何年も作曲を続けてきて未だに私は自分のメロディーがどこから降ってくるのかが分からないのですが、そのメロディーが降ってこなくなったら音楽家として終わりなのだと覚悟していて。
そしてその終わりは第三者ではなく、自分自身が一番よく分かってしまうと思っていて。
その引き際がきてしまったら潔く引退するしかないのかなと。
過去の栄光にすがりついて無理矢理食いつないでいる人も多いですけどね。(苦笑)
作曲ができたうえで時代にどう寄り添っていくか、時代を作れるか、そういった部分もクリアできた人だからこそあんなにヒット曲を連発できたのだと思うワケで。
なにはともあれ幼少期にリアルタイムでワクワクする曲を産み出して下さってありがとうございました。
私もメロディーが枯れるその時までは頑張ろうと思ったそんなお話でしたとさ。
Rock n' Roll !!