スーパーで 次女の同級生のお母さんに会ってしまった。(Oさん)
Oさんは 子どもの性別は違うものの 
小学校 中学校と同じで 行事などでは会うし 
話は会えばする関係性の方。

近所といえば近所に住んでいる。

でも中学校卒業してから会っていないから
久々に会う人だった。


私はOさんが居ることに気が付かなかったんだけど
向こうが気が付いて声をかけてきた。

声をかけられた時 わたし 顔にでてしまったかも知れない……

「えっ」なのか「げっっ」なのかあせるあせる

でも いつも通り 挨拶をして
過ぎ去ろうとしたけど 話しかけてくるので
無視する訳にもいかず……

次女の話になるのが怖くてドキドキした

Oさんが

「そう言えば…」と言うと 

もし次女の話をされたらどうしよう 
なんて答えようかと
頭の中がフル回転のパニックに。

多分 Oさんは次女が亡くなったことを知らないと思う。

Oさんには 次女のことを知られたくないと思っていた。
だから会いたくない 話したくない人の1人。

なぜならばOさんは 
人の苦労や不幸話が大好きな人
Oさんの旦那さんは輪をかけて そんな人で
気になることはとことん聞いてこようとするし
マウントをとろうとする人。

心配をしているフリをして 近付いて来て
根掘り葉掘り聞こうとする夫婦。

私の仲良くしているママ友の所に
ちょっと学校や友達関係で揉め事があった時に
「大丈夫だった??」となぜか夫婦で訪ねてきて
聞き出そうとしてきたらしい。

そしてそれを 面白おかしく周りに話そうとする夫婦で 
それが分かって 同級生の親はみんな敬遠してきたし
私も そんな性格が嫌で 少しずつ距離を取り
フェイドアウトできていたのに
なんで こんな所で会ってしまうんだ悲しい悲しい


次女のこと 知ってるのかな…

色々聞いてこようとするのかな……

どう切り抜けようかと必死で考える。

知らないのであれば
「元気で頑張ってるよ」というべきなのか

でもそう答えて 次女が亡くなったのを知っていたり
後に知ってしまうと
「亡くなってるのに おかしくなってる」と
面白おかしく周りに話すのだろうか

どうするべきか……

フル回転で考える


Oさんが「あのさ…そう言えば」と話しかけてきて
ドキリとしたものの 我が家の違う話だった。

だから その事について弾丸のように喋り
(別に知られても良いことだった)
次女の話にならないように必死でガードした。
隙を与えないように その事について話した。

そして「またね!!」と逃げることに成功。


結局 次女が亡くなったことを知っているのか
知らないのか分からないままだったけれど
Oさんのことだから 知っていたら
真っ先にその話題をするような気もする。


そんな人に話しかけられた時
どうするのが正解なのか未だに分からない悲しい


皆さんはどう切り抜けているのだろうか


話を始める前に
挨拶だけで足速に過ぎることが出来れば
それが1番なんだろうな……


スーパーへの買い物も 
亡くなった頃は行きたくなくて行けなかった

それは誰にも会いたくないのと
次女の好きなものを見ると涙が止まらなくなるから

美味しそうに食べてる姿を想い出して
苦しくて苦しくてたまらなくて。

マスクを絶対しないといけない時期だったから
マスクにどれだけ助けられたのだろう……と思う



やっと 普通に行けるようになったのにな

もちろん今も
次女の好きなもの見て切なくなったり
涙が出そうになるけど
やっとスーパーでは泣かなくなったのにな

涙が出そうになっても こらえることが上手くなってきたのにな

またスーパーに行くのが怖くなってしまったよ悲しい