今日から 再投稿ではなく

新しい投稿になります。


出来事については2023年の事を書きます。


いつも読んでいただき

いいねにコメント メッセージをありがとうございます。




【2023年のこと】


中庭でいっぱい泣いてしまった。

夫は私が1人で中庭を周りたかった気持ちを察してか私を1人にしてくれていた。

誰も寄せ付けないオーラは凄く出していたからかも知れないけど…。


ホスピタル プレイ スペシャリストさんとの約束の時間が近づいてきて
夫と合流した。

「目が赤い??」と聞いてみたら

真っ赤だと言われて焦った。
あと10分くらいあったので 夫が飲み物を買ってきてくれて 必死で眼と精神を落ち着かせた。

ホスピタル プレイ スペシャリストさん
(以下 Rさん )
にコンタクトをとったのは
今までの御礼を言いたかったのと
勇気のビーズの蝶々を貰いたかったから。

勇気のビーズとは


 



 



一つ一つ ビーズの色や種類に意味があって
入院 点滴、輸血、検査、化学療法、手術
カンファレンス 
これから辛い治療をするとき
髪の毛が抜けた時 決意した時など
他にも沢山 意味やビーズがある。


これを次女もさせていただいていた。

病気が分かってから
市民病院 大学病院 
そして再発してからC病院での治療。

2014年の退院のビーズを入れて終わってた。

検診の日も入れられるんだけど
でも 凄い数になってしまうし
外来で病院に行っているのだから
わざわざRさんに連絡をとりお時間をとらせてしまうのは申し訳ないので
14歳の時に退院してからは もうビーズを入れるのは止めていた。

だけど、頑張ってきた証として
蝶々のビーズをいただきたくてRさんと
会わせていただくことにした。

蝶々のビーズの意味は 亡くなった時。

もう自由に羽ばたけるよ

そんな意味だと思う。


本当はね
蝶々なんて入れる日が来てほしくなかったよ

想像もしたくなかった。

勇気のビーズで亡くなったら蝶々を入れることは
知っていたので
なんとなく蝶々の存在が怖くて
日常生活でも蝶々の絵柄が付いているものは
避けてきた。

ティーカップにせよ 湯呑にせよ
蝶々の絵柄って結構多いんですよね

デザインが良くても全て避けてきたな…。

それだけ嫌だった蝶々。

避けてきた蝶々。

縁起が悪いって思って避け続けてた。


だけど、次女が亡くなってしまって
やっぱり頑張ってきた証として
親である私が入れてやりたいと思った。

事前にお電話で話させていただいていて
準備していただいた。

待ち合わせの時間になり夫には待っていてもらい
私 ひとりで お部屋に伺わせていただいて
今までの御礼と
次女に起こったことを話した。

泣かずにちゃんと伝えることができた。

Rさんとの出会いは次女が7歳の頃。
放射線治療に私と次女がこの地に来ていて
(以前のブログに書いています)
放射線治療でしんどくなり急遽入院することに
なった時、私は入院の荷物を準備するため
借りたいた所に戻り 病院に着くまでの間
Rさんがプレイルームにて次女と一緒にいてくださった。

積み木で 大きな建物を作ってたな。

次に会ったのが 再発の時の13歳の時。
それなのに次女のことを覚えてくださっていた。

その時の御礼も言えた。

次女ちゃん!ママ頑張ったよ!
ちゃんと御礼言えたよ!

ちゃんと伝えた後に
想い出の話などしていたら
涙はでてきてしまったけれど
ちゃんと頑張れたよ。

最初は蝶々のビーズだけをいただこうかと
思っていたのだけれど
頑張った証のビーズとして
1年に1個 まとめて大きめのビーズをいただくことにした。




再発の治療をして寛解退院してから9年分。

9個の大きいビーズと
9個のお誕生日の日に入れるビーズ
そして 1つずつ
救急 入院 針刺し 画像検査 呼吸器 輸血の
ビーズもいただいた。


9年分のお誕生日のビーズ




そして ひとつひとつに意味のあるビーズ





そして家族にも一緒に頑張ったね!のビーズも
いただいた。





ちなみに 帰宅後 夫は青色 
長女は紫を選んだので 私は残った緑色にした。
緑が欲しかったのでちょうど良かった。


このビーズも皆様のご寄付やボランティア活動で
成り立っているんだよね
私も協力していけたらと思います。

Rさんと40分くらいお話させていただき
帰る前に お手紙をいただいた。

Rさんも次女に書いてくださっていて
そして入院していた時の担当の看護師さんからも
次女と私達親にもお手紙をいただいた。

他の看護師さんも次女のこと覚えてくれているようで本当にありがたかった。

そして、夫のところまでRさんが送ってくださり
そこで夫とRさんも話した。

色々話していると 夫も涙し
私も涙し Rさんも涙し……。

いい病院といいスタッフさんに囲まれたんだなと
感謝し 
「それではありがとうございました」と
帰ろうと振り向いた瞬間
なんとそこを主治医が通った。

そこは 入院棟でもなく 外来棟でもない場所

たまたま通られたみたいで
お互いにびっくり。

しかもエレベーターや階段から主治医が行こうと思っている所までの廊下は20秒くらいのもの

その20秒で出会えた。

Rさんと話していた部屋もあと3分くらい出るのが遅れていたら主治医に会えなかった。

医師 看護師 スタッフ 合わせて
2000人以上おられる大病院の中で
たまたまそこを通り出会えて 話ができた。

御礼を言うことができた。

これは次女や天からのサポートなんだろうなと
思う。

帰りに 次女からのメッセージが頭に入ってきた。

「けじめだよ!けじめ😊」

そう聞こえた。

そっかー
ちゃんと心残りがないように
御礼を言わせてくれたんだね!

ありがとう。


蝶々のビーズです。