8月は怖い話がいいですよね。

これから書く記事は、私が書いたものではありません。

書いた人は、10年以上前に亡くなっています。

20話くらい書かれています。

 

 

 人は人生の間に不思議なことに出会った人々は数知れないと思われる。

私が少年のころ、親から聞いたこと、自分で体験したことを綴ってみました。

 

 私が住んでいた村は不思議な村であった。

村の最大の祭りは、、虫送りという祭りであった。

各家から男が一人ずつ出て、神代、袴、わらじを履き道中傘をかむり、

刀を差して行列を作り先頭に武者人形を立て鐘をたたいてねり歩く。

子供のころ、この祭りについて、母から話してもらったのは、

大昔、この村は貧しくて百姓も少なかった。

そんな村に、ある日平家の残党がやってきた。

戦に敗れた平家の人々はそれはみじめであったそうな。

村人は優しく迎い入れ、村に住まわせ仲良く暮らしていたが、

平家の人々は何か大切なものを守っているようであった。

突然、源氏の侍がやってきて平家の者たちは切られ捕まり、

最後まで戦ったのは大将格であった平実盛(さねもり)であったが、

力尽き、逃げようとしたが田んぼの稲の切株に足をとられ

倒れたところを捕らえられた。

その時、実盛は「この稲株がなかったら逃げられたのに残念な、

来世は蛾に生まれかわり村中の稲を害してやる。」

と言って死んでいった。

そんなことがあった翌年から田んぼには白いウジ虫がわき

足を入れると刺すのである。

稲ができるころになると、蛾が湧き、畑には青虫が発生して

野菜も採れなくなってしまった。

村人の中に怪我人がでるようになると、平家の祟りだというようになった。

平家の人達が住んでいた山から火の玉が出た、

泣き声が聞こえるというようになった。

各家から男が集まって相談し、平実盛を祭ることにした。

平実盛の人形を作って川下に虫送りとして

この村に害がないように始めたのである。

平家の残党の持山には、「入らず」の山があり祠があるそうである。

村人たちは今でも入らずの山には足を入れぬそうな。

また、1月2日の夜中0時から2時まではいっさい家から出ないのである。

それは死神の行列が山の峰を通るからであるが、どの峰を通るのかが分からない。

この行列は、平家の残党が埋めた埋蔵金と主人をともとめ行列を作って、

探し歩くと村人は信じていると母が話してくれた。

戦後は、虫送りの行事はなくなったそうである。

 

 

 

 暑い日が続きますね、里芋に水をくれに行きます。

体が熱を持つというより、体内の臓物が煮詰まる感じがします。

お気をつけてください。