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 写真は箱根駒形神社の毘沙門天です。
  
 冷たい雨が降っている夕刻。
犬の散歩をしていた男性が、お婆さんを連れてきました。
事務所の椅子に座らせ話を聞くと、お婆さんは自分の家が分からなくなってしまったと。
住所をきくと、愛知県。(ここは静岡県です)名前と年齢をきくと秋山幸子82歳(実際は84歳でした。)
お婆ちゃんのカバンを見せていただくと、身分のわかるものはなくお弁当が入ってました。
お昼のお弁当を持ったまま家を出て、この時刻までさまよい体は濡れて冷えきってました、不安だったでしょうね。
お昼は食べなかったのかな?と声を掛けお弁当を開けると、愛情を感じるものでしたから、娘の家か親戚の家に来ていて分からなくなったなと想像出来ます。
(他の職員は、なんでお弁当の中まで見てるんだろうなと思っているんでしょうね。)
傘には別の名前が書かれていましたから、職員に近所の家を住宅地図であたれと頼んで、近くの交番に電話をすると、そのお婆さんは、白髪、面長、椅子に座らせると背筋が伸びてませんか。
一度保護したことがあるから、娘さんに連絡を取り迎えに行かせますと。
娘さん(60歳)の話では、お婆ちゃんが名のったのは旧姓で、四ヶ月前まで愛知県に住んでいたのを引き取り二人で住んでいると、仕事があるので出歩かないように言っているのですが、普段はしっかりしているようですが、突然分からなくなって、でも昔の事は覚えているんですよねと。
 妻に、お婆ちゃんの年齢が84歳、娘さんの年齢が60歳、24歳で結婚したとして60年間を忘れて旧姓を名のるのは不思議だと言うと。
結婚して姑にイジメられたから名前を思い出したくないのよ!。
この話題はマズイ。(私の家も嫁、姑の仲がいいとは言えませんから、妻は我慢してくれているほうです。)
だから私は、お婆ちゃんのお弁当を開けてみて嫁が作ったものではないなと感じたんです。
私の母も最近、おかしなことを言うんです、なんで地区の役員名簿を古紙に出しちゃうの、私は出してないんですけど。
そういう小さな事が起こるようになったんです。
この話は他人事とは思えない、私の家の近未来図でもあります。